意味をあたえる

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教育

http://m.huffpost.com/jp/entry/5457388

この記事を昨日おとといくらいに熱心に読んだ。ここに書かれていることは教育に関することで、私は教育に興味を持っている。しかし具体的にどの部分に共感したとか、惹かれたとか、引っかかったとか、そういうのは忘れてしまった。

教育、に関して私の印象に残ったエピソードを2つほど紹介したい。ひとつはTwitterの中で、ある母親ユーザーが参観日かなにかで「子供には将来どんな大人になって欲しい? 」との質問に「元気でいてくれれば、それでいい」と答えたら他の母親に笑われたと言う。どんなシチュエーションでの発言かはわからないが、笑った母親は愚かである。たぶん、ちゃんとした仕事についてほしい、とかもっと馬鹿な親なら、親孝行してほしいとか他の人はそんな風に答えたのだろう。だけど、そんな風に答えてしまった親たちは、親としての修行がまだまだ足りないと、自覚をしてほしい。子供は結局は他人で、いつかは自立して旅立っていくのだから(べつにそれが20歳とか学校を卒業したらとかじゃなくていい、そういうのも親の押し付けだ。親が死ぬまで子が甘え続けたって別にいい)そういう旅立ったあとのことにあれこれ口を出すのは、教育上よろしくない。例えば一流企業に入って、、、とか思うのかもしれないが、それは思うだけにとどめて、口には出さない方がいい。
この母親の言葉を深読みすると、元気でいれば、ということは健康でさえいれば、犯罪をしようが人に迷惑をかけようが構わない、と宣言をしていることであり、私はこの人の覚悟を感じた。つまり大人になった我が子の人生には一切口を出さない、ということである。自由というものの素晴らしさと、厳しさを、子供に伝えようとしている。そして、親に許されたただひとつのエゴとは、「親より後に死んでほしい」ということだけなのである。