意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

自己責任

昨日ジーザスクライストスーパースターのDVDが届き、それを観たのでその感想でも書こうと思っていたら、今朝特ダネという情報番組に小倉さんというキャスターがいるが、その人が、連日ネットを賑わせている食い逃げのニュース伝えていた。
食い逃げのニュースとは、土間土間という居酒屋にて、若い人たちが集団が店員に身分証明書の提示を求められ、じゃあ取ってきますと言って、そのまま逃げた。そしてその様子をTwitterに投稿し、店員のアルバイトが怒って投稿し、その投稿がどんどん拡散されてやがて犯人の身元が判明した。
ところでジーザスクライストスーパースターでは、捕まったイエスがピラトの前に引き出されて、ピラトは鞭打ちで十分と判断するが、民衆は磔にしろとわめき、ついにピラトは屈してキリストは十字架を背負わされる(しかし実際イエスは背中を鞭で打たれていたので、重い十字架を背負うことができず、全く関係ない人が担いでくれたらしい。
この、民衆こそがTwitterで拡散した人々ではないかと思う。しかし食い逃げは紛れもない犯罪で、いくらなんでもキリストと食い逃げ犯を同列にするなんて、熱心なキリスト信者がいたら半殺しにされそうだが、私の周りにはそういう人はいない。しかしキリストはカイアファやアンナスからしたら脅威だったが、食い逃げ犯は誰に脅威を与えたのだろう? このアルバイト店員なのか?
しかしTwitterという武器をもつアルバイト店員は、食い逃げ犯からしても、大きな脅威であったに違いない。食い逃げ犯は大学生であったが、アルバイト店員に扇動された人々がアルバイト店員に知恵を与えたり、また親切に学校やお店などに電話をして苦情を伝えてくれたのだ。大学生たちはその地位を失い、ただのニートに堕ちていくおそれがあった。
となると、キリストは店員の方なのかもしれない。最終的に何人がRTしたのか知らないが、かなりの人を動かしたのだから。

まとめ:世の中の様々な人がキリストになりたがる世の中になった。