意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

白い影

私は今タタミの上で寝そべって、奥の部屋の窓を眺めている。その前は橘玲の本を読んでいた。昨日蔦屋で買ってきたものだった。私はなんで読書が中断されたのか、考えてみると、ふと昔に公務員試験を受けたときのことを思い出したからだ。私は確かそのときには5冊くらい問題集を買い、買った本屋は高田馬場にあった。当時は高田馬場に勤めていたからである。高田馬場というのは、多くの人からしたら早稲田大学というイメージがあるかもしれないが、私からすると東京富士大学というイメージだ。その近くに私の当時の仕事場があったからで、昼休みには散歩をしていて、散歩コースは東京富士大学の前も通った。私の記憶は定かではないから、卒業生の人に「違うよ」と言われたらそれまでなのだが、東京富士大学は、自転車がたくさんとめてある大学であった。そしてその傍らには高齢の職員の方がいて、自転車をまっすぐにして、生徒たちが出やすいように整えていたのである。富士大学を過ぎて少しいくと、セブンイレブンがあった。私は別に畳に寝転んで、東京富士大学のことを考えていたわけではないが、こうして書いていると、東京富士大学ばかりだ。そういえば私の今の会社は埼玉にあるから、当然東京など無関係の仕事だが、それなのに、私の通勤路の途中には、東京富士大学の看板が立っている。ジョイフルホンダと同じ並びだ。そして、看板には、来年度の入試の日帝などが記載されているが、一体どうしてこんなところにあるのだろうか?

話は戻るが、奥の部屋の、正確には窓枠を眺めていたら、まどわくは逆光で真っ黒になっており、それを補うように、窓枠にそって、白い影がまっすぐ伸びている。私が瞬きをするとその白い影は窓枠から離れてただの白いラインになった。それがなんであるのか私にはなんとなくわかったし、読んでいる人もわかっただろうから、これ以上は説明しない。
窓の向こうは青空があり、入道雲があった。入道雲は今は積乱雲と呼ぶ。昨夜は大変なかみなりでした。私は雷が落ちたら大変だと、とりあえず充電していたiPhoneのコードを抜き、電源タップのスイッチを切った。しかし、ルーターだとか、それと外付けのHDDは、切るというかえって良くないから、切らなかった。私のHDDは、電源をきるためには、PCから操作しなければならず、そのために立ち上げるのは面倒だ。株式会社バッファローの従業員は、バッファローの製品を購入される方は、パソコンに大変に造詣が深く、電源も24時間入れっぱなしだと、勘違いしているのかもしれない。しかし、それは廉価版を買った私にも責任があるのかもしれない。それは、ふじみ野のヤマダ電機で買ったものだ。ふじみ野市には、少なくとも責任はないだろう。