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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

漫画

最近は10代20代のころよりも漫画を読まなくなり、私よりも父親の方がむしろ熱心に漫画を読んでいる気がする。実家に行くとたまに、ゴルゴ13カムイ伝が転がっていて、私も拾って読むこともある。親が子供よりも漫画を読む、という言い回しはまだまだ奇妙だろうか? しかし私が子供の頃よりも漫画を読む大人は増えたから(という言い回しも、若い人からしたら奇妙だろう)親が子供よりもたくさん漫画を読みます、といっても女が男よりもたくさん漫画を読みます、という印象に近くなるだろう。

ところで昨日ははに丸王子が25年ぶりに7時30分から放送され、随分前から私はその事実を知ったときから見たいと思っていた。しかし漠然としたことしかわからず会社の人に話したら、
「7時半からだよ」
と教えられ、私は少し嫌な予感がした。私は絶対に見逃してしまいそうな気がしたので、しかしそういう気がすると案外忘れずに済むものなので、どちらにせよ録画しようと思ったらすでに2番組予約されていて、それでも画面は調子良く録画できそうな顔をするが、どれかは犠牲になってしまうのである。だから私は諦めた。その番組とはひとつがFNS歌謡祭であり、もうひとつがサム&キャットというものであった。

当日になって(昨日だが)昼過ぎに友達から連絡があって、
「夕飯でも食べないか」
ということになって、私はなぜかそう言うときには行けば楽しいことはわかっているが、そういう気がねしない間柄であってもいつも私は行きたくないなーと考えてしまう。参加者は複数なので行かなくても良さそうだったので、とりあえず私は仕事中ということにして、携帯は放置して様子を伺った。実際に仕事もしていた。すると突然はに丸くんのことを思い出し、はに丸くんと友達を天秤にかけたら友達を取るのが一般的だということを考えて、あえてはに丸くんを取るのも手だが、段々とはに丸くんのことはどうでもよくなってきてしまうのである。私の悪い癖はなんでもすぐに諦めてしまうことなので、頭の中では私は当時楽しみにしていたのははに丸よりもむしろノンタックであるとか考え始めていたが、思いとどまってNHKだから再放送をするはずだし、調べたら実際やりそうなのでそれが録画予約できたら行こうとか考えた。すると帰り道で電話が鳴って妻がどうやら鍵を車内に閉じ込めたらしく、スペアキーがないか? と聞いてきた。

私はいつも思うがこの場合はスペアキーはないか? がまず最初に来るべき質問で、車内に閉じ込めた経緯は後から補足するように話すべきである。しかし社会人経験の浅かった妻はそういうのがわからず、ただ何かいいアイディアはないか? という下心ばかりが強調されてしまうのである。
しかしこのことは妻に限らずそういう人はたくさんいるし、私だって実はクリティカルな質問はなかなかできないのである。

私は妻の鍵のことをきいて、そはれならば緊急と言っていい状況なので、はに丸くんを見逃しても仕方ないと考えた。しかし妻の車は新車で鍵穴に鍵を入れなくても開くので、やがて扉は開き、今まで開かなかったことの方が奇妙だったのである。

だから私は家に帰ってはに丸くんを見ることができ、そのまま友人との飲み会に行けばよかったが、みんな忙しくて集合時間は9時になり、私は待っている間イライラした。