意味をあたえる

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線香に火をつける

昨晩部屋にいたらパンの焼けるにおいがしたきたので、火事の可能性もあるからと考え下へ降りてみると妻がパンをかじっていた。パンは表面が若干焦げており、拳のような形のものが2つあった。妻は1つ目をかじったところで、私に1個勧め、私は夜中に胃に食べ物を入れるのが嫌なので断った。そしてジーザスクライストスーパースターのDVDを見た。

それから約12時間後に私は家族とともに墓参りへ行き、そこで線香に火をつけた。元々は墓参りの予定はなかったが、目的地のそばに墓があるから墓参りも付け加えられた。墓参りが先だ。しかし、私は線香なんて自分で買ったことがないからどこで買っていいのかわからず、しかし妻の車だったので、私は寝たふりをした。実際眠かった。そうしたらネモちゃんに顔に息を吹きかけられて起こされた。ネモちゃんの息は、チーズのにおいがした。昼食は焼きそばで、元は妻のアイディアだが、焼きそばに粉チーズ。かけたためである。麺にからまった粉チーズは、ぱっと見たらこスパゲティに見えた。たらこスパゲティのつもりでひと口もらうと、とても不味かった。

線香をセキチューというホームセンターで購入し、私はおそらく7年くらい前に線香をサンクスで買ったことを思い出し、家に帰ったらそのことをブログに書こうかと思った。それはおそらく9月の暑い日の出来事で、私は前の職場であり、よく知らない人の墓参りをすることになったのだ。私の先輩も会ったことのないような人だった。その墓参りは急遽決まったような感じだったので、線香を慌てて買わなければならず、私は途中でたまたま見つけたサンクスで線香を見つけ、私はさらに昔にはセブンイレブンでアルバイトしていたから、線香の位置はすぐに見つけることができたのである。

墓は斜面にあり、そもそも墓全体が私の家から車で30分もあるようなところで土地勘はなく、縁もゆかりも無い墓場というのは、生きた人間が住む家よりもずっとよそよそしい感じがする。そして私はその当時下っ端だったから率先して線香に火をつけねばならず、そうしたら予想以上に線香は景気良く燃え出し、確か10人くらいで来ていたが、慌てて次の人にまわして線香置き場に備え、煙がもくもくと出て、帰る頃には燃え尽きるくらいの勢いだった。黒焦げのものもあった。

以下は私の分析だが、コンビニで線香を買う人はあまりいないので、売れ残っているうちに、暑かったから毎日のように冷房にさらされ、線香はかぴかぴに乾ききり、そのために火のつきが良かったのではないか、と思ったが、それは誰にも話さなかった。そのときは熱いのを我慢していたが、我慢を放棄したら山全体が燃えるかもしれないと思った。しかし、実際墓場は石ばかりだから、燃やすのは難しいのかもしれない。私の良く行く墓場は竹やぶがそばにあるからよく燃えるかもしれないが、そこは前述の通り斜面にあり、通路もせまくて柵もなく、足を踏み外したら転落しそうな場所だった。帰り見に一行は、知り合いに会って雑談をしたが、その人は私の知らない人だった。