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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

およげ!タイヤ焼き機くん!

今日、タイヤ焼き機くんというキャラクターを考えた。およげたい焼きくんの、「や」と「き」を二重にすることで誕生した。

歌い出しはこうだ。 

毎日毎日ぼくらは草むらの、上でタイヤばかり焼かされて、イヤになっちゃうな♪

ところでタイヤ焼き機というものが、この世に存在するのだろうか。わからないが、私がこうして言葉にしたのだから、存在するのだろう。世界のどこかに。あるいは日本のどこかに。歌詞で「草むら」と出てくるのは私のイメージで、タイヤ焼き機は、外で使用される。タイヤというのは自動車のタイヤのことで、廃車手続きの澄んだ自動車からタイヤを外して焼くのだ。廃車された車は、だいたい外に放置され、ホットケーキのように高く積まれているのである。

ちなみにタイヤ焼き機は1度にひとつのタイヤしか焼くことができない。しかもホイールは焼くことができない。あれは溶かすものだ。だからゴムの部分のみの対応なのである。このように不便なところがたくさんあるから、私たちはあまりタイヤ焼き機を目にしないのである。

タイヤ焼き機は旧タイプは四角く、新型になると上側が丸くなる。ポータブルCDプレーヤーを思い浮かべてもらえば伝わるだろうか? 昔のプレーヤーは四角く、それからどんどん小型化して、ついには角が取れCDとほぼ同じ大きさになったのである。ちなみに私も昔ポータブルCDプレーヤーを、お年玉で買ったことがある。当時はSONYが絶対正義だったが、私はあえてパナソニックにした。

ところでタイヤを焼くと、非常に臭いにおいを発するのをご存知だろうか? 私は知らなかったが、あるとき、私の家の隣組のある家の竹やぶで、鷺のような鳥が、大量発生したことがあった。私たちは、というか私は我関せずだったが、大量発生した鳥たちは、そこらじゅうに糞をしまくり、私の車のフロントガラスは汚れてしまった。そこで、隣組の面々は、もう我慢ならない、ということになり、どうにか鳥たちを追い出そうと話し合い、その中のひとつの案として、竹やぶの中で、タイヤを燃やそうとしたのである。しかしその案は採用されず、結局はその竹藪の竹をすべて切り落としてしまい、鳥を追い出したのである。

ところでその竹藪の主とは、いわゆるゴミ屋敷と呼ばれる家に住む人で、私はそこに住む人を見たことはなかったが、庭にはゴミ袋があふれていた。あるいは私は、玄関から家の中まで見た記憶もある。しかしついにそこに住む人を見たことはなかった。あるとき、それは鳥が住み着いた竹藪を切り落としたあとだが、そこに住む人は親子で2人という話だったが、2人とも死んでしまった。それからまた別の人が住むようになった。

話はタイヤ焼き機君に戻るが、タイヤ焼き機くんも、タイヤを焼き続ける日々にうんざりして、あるとき海に逃げ出すのである。しかし、たい焼きとは違い、彼は機械だから、沈んだら最後、再び浮かび上がることはできないのであった……。

ところでおよげたい焼きくんの歌詞で、

桃色サンゴが手を振って僕の泳ぎを眺めていたよ


とあるが、この歌は私の小学6年のときの帰りの会の歌のひとつで、歌っているとき、ある人が「桃色サンゴ」の部分を「山城新伍」と読みかえ、その自然な感じに、私たちは感心し、歌のときはいつも山城新伍と歌ったのである。だからタイヤ焼き機くんの泳ぎを眺めるのは、山城新伍である。


タイヤ焼き機くん2のご案内

暗い海に沈んだままだと思われていたタイヤ焼き機くん。ところがある日、釣りのセンス0のヤマダ君に、釣り上げられてしまうのであった……(長靴を釣り上げるノリで)