意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

たこ焼き

まずは今朝見た久しぶりの夢から書こうと思うが、だいたいの筋を忘れてしまい、覚えているところだけ書くと、私はプールに足をつけていて、プールの中にはピラニアが泳いでいる。しかし、実際私は足などつけていなくて、これから行うすごろくに負けてしまったら、足どころか全身をプールにつけなければならない。つまりピラニアに食べられてしまう。だから、当然負けたくはないのだが、夢だからもう最初から負ける気がしてならない。いや、現実だって負ける気ばかりする。勝てる気まんまん、というときもたまにはあるけど、そんなとき、私はとてもドキドキする。勝ち、というのはひとつの点でありその点を外してしまったら、たちどころに負けとなる。だから点を外さないよう注意をして、勝てる気まんまんというのは、点がだいぶ大きな時なのだが、やはり点は点だからやはり外してしまうんじゃないかとひやひやする。対して負けというのは面であり、勝ち以外は全て負けであり、だからと言って負けないことすなわち勝ちとは言えない。これはただの言葉遊びか? とにかく勝ちと負けは1対1で対応してない気がする。

※勝ち負けのくだりは、正確には夢ではなく、今勢いで書いた。

それで、夢の中では私は手を洗おうということになり、外にある流しへ行って、そこはコンクリート製の流し台になっていて、地面は土だから別に排水溝に流さなくたって、土はじきに全ての水を吸い込むだろう。雨とかが良い例だ。だが、そうすると土はぬかるみに変わり、私の靴を汚すから、やはり排水溝は必要だ。私は白いスニーカーを履いているから、尚更だ。私が手を洗っていると、営業所の所長がやってきて、にやにやしながら、
「な? 営業の方がいいだろ?」
と言ってきた。私はかちんときたが、上司は上司だから感情を表に出すわけにもいかないので、
「たしかにこういう場面では、そう思ってしまいますよね」
と冷静を装った。夢が明けた。

今日は妻も休みだったので、妻のiPhoneのバッテリーを交換してもらうために大宮のクイックガレージに行こうと思っていたが、バックアップが何度やってもうまくいかず、それは家のパソコンの容量の残りが10Gもなくて、やがてそれに気づいた私は動画などを消して、30Gくらい確保したがやはりうまくいかなかった。そうしたらやがて9時を過ぎてしまい、9時に家を出ようとなんとなく決めていた私たちは出かけない雰囲気になってしまい、なぜかと言えば前に行ったときは午後に行ったら「今日の受付は終わりました」と言われ、今日は平日だから多少遅くても受付はしてくれるだろうが、3時にはネモちゃんが帰ってくるから、やはり朝一番が良いから、妻も私も次第に不機嫌になって、やがて
「バックアップ取れないならiPhone6にするわ」
と妻が言い出し、それはなんだかマリー・アントワネットみたいだ、と私は思ったが、それは今書きながら思ったことで、その時は不機嫌だったから思わなかった。それから、語尾が「するわ」と「わ」で終わるのはいかにも的な女言葉だから、リアルでないと感じた人もいるかもしれないが、この「わ」は「行ってくるわ」みたいな男でも使うような言い回しだとイメージしてもらえると、ありがたい。もしかしたら、これは方言かもしれない。

それですぐ近くのショッピングモール内のauショップへ行き、修理には片道1時間かかるのに、購入は5分もかからないところでできてしまうのだから、なんだか奇妙だ。船で何時間も運んできた果物が国産のものよりも安い、というのになんか似ている。とにかくそこに行ったら、やはりものすごく空いていて、iPhone6の予約ができた。

それからエスカレーターで2階に上がり、もうお昼だったからお昼にしようという風な雰囲気だったが、私はさっき不機嫌なときにおにぎりを食べてしまい、妻の握ったおにぎりは特大で私は全く空腹とは正反対の状態だったが、食べないと言えば妻の機嫌が悪くなりそうだったから、無理して食べようと思った。そうしたら、レストランはなんか油っこいね、みたいな感想を抱いた私たちは、結局2階のフードコートへ、エスカレーターで上がった。私は、フードコートなら食べ過ぎる心配もないからラッキーだと思った。そして、たこ焼きを食べることにした。たこ焼きは8個入りであり、最初は妻と4:4で分けることにしたが、妻の方は腹が減っていたから、ハンバーガーを付け足した。それで、私は妻がハンバーガーを買いに行く間にたこ焼きを眺めていたが、たこ焼きは1.2.2.2.1という並びであったが、私はすっかり頭がおかしくなってしまい、これはどうやっても2人ではわけられないような気がしてしまった。私が1.2の列まで食べればまだ3個だから半分までいかないが、次の2まで行けば食べ過ぎである。文にすれば馬鹿馬鹿しいし、私もこれを文にしたら馬鹿馬鹿しいと思うだろうと予想をしたが、その時は本当に分けられない気がした。

それから妻が戻ってきて、周りに今日は高校生が多く妻はそれを見て、
「今の高校生はみんな化粧をしているのか」
と聞いてきたから、私は
「俺らの頃からそうだったよ」
と答えた。私は不意に、高校時代にいわゆる夏休みデビューした女子のことを思い出した。
「私が高校の頃は眉毛がつながっていた」
と妻が言い、妻の座っている席の後ろはゲームコーナーになっていて、そこにはスキーのゲームがあり、私は今時はスキーのゲームもあるんだな、と思った。