意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

パンの人

探すと面白い人っている - ←ズイショ→

一昨日くらいに上記の通り、←ズイショ→ さんが私のブログについて触れてくださったので、私は読み、それはどちらかと言えば抽象的な内容で、私は私がブログを書いたときの気分とは、全然違うようなことを書かれている印象を持ったが、しかし抽象的であれば、私が「違う」と感じることも、その文章に含まれているはずなので、私は丁寧に読んだ。そうしたら小学校高学年の頃に、算数の図形問題で四角の上に円を重ね合わせ、円が重なっていない部分の面積を出せ、という問題があり、それは円と正方形なら、みんなはピンとくるはずなのだが、円は4分の1に切り取られ、つまり最後に出た数字を÷4すればいいのだが、形が先に頭に入るから、そこまでたどり着かない。円から外れた部分はひょっとすると三角形にも見え、しかし底辺は円だから曲線となり、センスのない高校生なら積分で求めるところだが、私はまだ小学校高学年だった。しかも高校生になったところで、私は高校時代数Bと数IIIを取らなかったから、わからない。だから私はお母さんに聞いてみたら、教えてくれたので、解くことができ、これは他の人は解けまいと、私は得意な気持ちになった。そういう気持ちを思い出した。

それと、ズイショさんの記事では私以外の人のブログについても触れられており、その様子について、私は「金八先生卒業スペシャル」を連想した。金八先生の最終回は卒業式と決まっていて、先生は泣きながら生徒ひとりひとりの名を呼んで、その人のいいところを教えてくれるのである。そして生徒たちはお礼に海援隊のテーマソング(私が観ていたときはスタートライン)をみんなで合唱するのだ。そのとき、海援隊の他のメンバーはこっそりと教室にスタンバイし、何食わぬ顔で演奏するのである!

だから私はズイショさんを金八先生と呼びたくなるのだが、それよりも私の中ではズイショさんは「パンの人」というイメージが強い。私がブログを始めたころに読んだ記事で、川原でひたすらパンを食べる、という話があった。川原でパンを食べていたら、小学生のサッカー少年団が川に向かって石を投げ、それが危ないという話である。私は自分の記憶だけを頼りに適当なことを言っているから、気になる人は読んで欲しいが、ズイショさんはパンを守るために小学生に注意するのである。そのパンのふんわりした感じと石の硬さのコントラストにズイショさんの感情がミックスされ、私は見事な文章だと思った。ちなみにこの前テレビを観ていたら、プエルトリコのパンは硬い、という番組がやっていて、もし私がプエルトリコ人だとしたら、この話の良さはわからなかっただろうと思った。そしてズイショさんが私の文章に抱く印象もだいぶ変わるだろうと思う。しかし、プエルトリコではなかったかもしれない。