意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

「本当の自分」と「自分の時間」はどことなく似ている

みなさん、おはようございます。私は今電車に揺られながらこの文章を書いています。今日も仕事なのです。今日は電車に揺られて向かう仕事なのす。

実は昨日iPhoneからAndroid端末に機種変しまして、だから文章の感じが変わっております。初めてのAndroidということで、まず画面が広い。そして、このアプリが、ということなのですが、以前よりも少し明るい、いや、これは端末自体が白に変わったせいかもしれない。以前はずっと黒だった。

購読しているブログもちょっと違って見えます。フォントが違うせいもあるでしょう。少ししたら何も感じなくなるでしょう。特にiPhoneに不満があったとか、どうしてもほしい機種や機能がこちらにあった、みたいな理由で変えたわけではありません。しかし先に妻をiPhone6に変えさせてから、決めた。

昨夜は寝る前まで、というわけで設定や最低限のアプリなどやっていたわけだが、それと同時進行で何かを考えていて、そのまま寝たら忘れ、起きたときに覚えていたのは
「なんとかとなんとかは似ている」 
みたいな部分だった。やがて思い出した。

本当の自分というのはおそらく10代ころのテーマというか、私もその頃はやたらと仮面をかぶりたがった。そしてどこかでその仮面そのものが自分自身であることに気付く。仮面は仮面ではなく、皮膚の一部だったのである。

では自分の時間とはなにか。なにか? と問われるとなんだか答えたくなくなる。私はこれから東京まで行って、色々質問されるのだ。それが始まる前から自問自答するなんて、どれだけ問いかけマニアなんだ。私は昨日買ったばかりのスマートフォンで、カバーもフィルムもつけることなく剥き出しのまま文字と格闘し、格闘というのは、やっぱり同じフリックでもiPhoneとは違うからさっきからうち間違いを連発していると言う意味だ、すぐ近くにも人が立っていて、除き込まれているかもしれない。
「あなた、「のぞき」の字が違ってますよ、覗き、です」
顔を上げると職人風の男が立っている。ブカブカのズボンの太ももには、ドラゴンの刺繍がなされている。髪は私と同じくらいの茶髪だ。あと肌が汚い。こんな肌が汚い男に誤字を指摘されるなんて癪だ。だから私は
「いえ、いいんです。これは覗き、と除きをかけているんです。つまり私はあなたに除かれている」
なんて言い返したら、その人はああみたいに言って顔を上げ、天井のかどには停車駅の貼り紙があり、彼はどこで降りるのだろう。