意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

読書瞬間

ここのところ本を読んでいないが、読んでいる気もするが、去年よりかは読んでいない。ブログのせいだ。ブログを読んだり書いたりして、同時に小説も書いてるからで、でもブログを読むことも立派な読書であるが、しかし読みかけの本が気になる。

実は私はあまり本を読まない。もちろん世の中の平均よりは少しは多いし、友人からはよく本を読んでいるように思われているが、「そんなに読んでいない」と自分では思っていた。そして最近他人のブログを読むようになって、それは確信に変わった。最近いまださんが、おすすめの本をブログで紹介していて、私は即座にブックマークしたわけだが、たぶんその中の本は一冊も読んでいない。いや読んだかも。しかし、肝心の保坂和志の「季節の記憶」は読んでおらず、私は以前いまださんに、「保坂和志的文章」と私のブログを評価してもらい嬉しかったが、実は著書の半分も読んでいないから、とんだペテン師なのであった。しかしそれは保坂氏にも責任があり、保坂氏が自分の小説論で、ちっとも自分の小説を取り上げないから、私はそこで取り上げられていたのばかり読んでしまう。これはなんか、腕のいい床屋ほど、自分の髪型には無頓着なのに似ている。しかし近いうちに「未明の闘争」は読もうと思っている。というか、Kindleのお試しで少し読んだ。今フリックで「お試し」と打とうとしたら、「お試しでーす」と予測変換が出た。こんな試食販売員みたいなセリフ、誰に言ったのか。

話は変わって、私の後輩のH・Kくんは、海を見たことがないらしく、もう30代半ばであるが、私はそれを聞いてとてもうらやましく思った。私は読むべき本がまだまだたくさんあるから、ラッキーだと思う。