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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

ザリガニくんが復活している

以前私のブログで何度か紹介したEテレの朝の番組「シャキーン」内のミニドラマ「ザリガニくん」が3月で最終回を迎えたが、4月にしれっと復活していたので、報告したい。

最終回で世界的バレエダンサーとなって凱旋帰国したザリガニくん。その後バレエを続けたのかは不明だが、相当な資産家になったようで、大きなお屋敷に住み、使用人も何人か雇うようになった。新シリーズでは、ザリガニくんが執事をいびり倒す話が中心となった。初回では、新しく派遣されてきたベテラン執事の名前をわざと間違えて呼んでみたり、その次の回では、炭酸入りカレーを無理やり飲ませている。一企業の商品を宣伝しない方針のNHKらしく、缶の周りには「炭酸カレー」とだけ書かれた画用紙が巻かれている。この執事の方も、自分がベテランであることを鼻にかけている風なので、ザリガニくんと張り合って一気飲みし悶絶するシーンは見物であった。(そもそも炭酸入りでなくてもカレーを一気飲みするのはツライ)それと、彼の傍らには「のりこ」という名前のメイドがいたが、彼女にはケーキがプレゼントされ、無邪気に喜ぶのりこ。

さて、先週に新シリーズ第三回が放送されたが、今度は打って変わって山の中を歩く場面から始まる。執事も不動産専用の神経質そうな男に替わっている。カレーはリストラされたのか。ザリガニくんは、隣を歩く新しい女(恋人?)に、
「そろそろ僕らにも新居が必要ではないか?」
と甘い言葉を吐いて女をうっとりさせる。しかし、森が開けた場所にやってくると、真ん中にスコップが一本ささっているのみ。女が不審がっていると、
「さあ、これからここで温泉を掘ろう」
と笑顔を浮かべるザリガニくん。
「ここを掘れば温泉が出るんだよね?」
との問いに、大きく頷く執事。どうやら彼は温泉マイスターのよう。彼は電卓を取り出して、
「温泉を掘るのに五億。その上に旅館を建てるのに五億。合わせて十億円必要です」
五億+五億というざっくりした計算に、わざわざ電卓を取り出す必要があったのだろうか。すっかり自分が温泉宿の女将になったつもりで舞い上がる女。そこに執事が一言。
「しかしながら、ザリガニ様の貯金残高は、40円しかございません」
ショックで絶句する女。してやったり顔のザリガニくん&執事。しかし、貯金が40円なら、執事の給料も支払われないのではないか。温泉掘削費用は、瞬く間に見積もるくせに、肝心の自分の給料は棚上げで、やはりこの執事も無能と言わざるを得ない。次回以降の登場はないものと思われる。

※前回のザリガニくん記事はこちら。

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今日から、サブブログで小説「余生」の連載が始まりました。今なら第一話から読めます。後からでも読めます。