意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

普通

今朝えこさんの記事を読んでいたら、「普通の顔をしていた」というのが出てきて、私はその普通でなさに感動して、ブックマークしてコメントを残した。そうしたら昼になってえこさんがTwitterで返事をくださり、それは「言葉が足りなくてすみません」みたいな内容だったので、私はびっくり仰天して、「足りないから味わいがあっていいんですよ」と返した。実は最初にコメントを残そうとしたときに、Atokが「認証エラー」というのを起こし、文字が一切打てなくなってしまった。前日までもエラーは起きていたが、一応使えるので放っておいたら、向こうの堪忍袋の緒が切れたらしい。しかし私は別に不正とかしているわけではないので、お門違いもいいところである。復帰する方法を調べたら、再起動しかないらしく、再起動したら、初期化されてユーザー辞書も消えた。初期設定だと、なんかボタンも立体っぽく表示され派手なので、早く電池を食いそうなので、前みたくしたかったが、もうとっくに忘れたから途方に暮れた。朝なのにもう暮れているのだ。しかし、就業前には元通りになった。また再起動とかになりそうなので、下手にいじるのはやめておいたほうが良さそうだ。それとユーザー辞書は、私はメアドとカッコくらいしか登録していないから、そんなに大騒ぎするほどでもなかったが、もっと色々登録していた気がする。前にTwitterを熱心にやっていたころは、「だ」で「w」を出すようにしていたが、今はやっていない。あまりヘラヘラしても仕方ないと思ったからだ。でも今思い出したが、Twitterを始めたときもwなんて使わなかったが、そうすると、怒っているように見えるので使うようになったのだ。だから、えこさんも、私が怒っているように見えたのかもしれない。私が怒っていたのは、ATOKに対してだったのだが。

「普通」と言えば、小学校のときにいじめっ子のような乱暴者の男がいて、私は小学校1年からその人と同じクラスで、席も近かったから、私は長男で気も弱かったから、彼の言いなりで、自転車で20分くらいかかる彼の家まで毎日のように遊びに行った。彼には年の離れた姉がいて、姉は太っていて彼から「豚」と呼ばれていたが、私がドアの影から姉を見ると、確かにトドのような体型をしている。私は彼に落とし穴に突き落とされたり、無理やりドラクエ4の予約を取らされたりして、彼のことが嫌いだったが、蜂の巣にエアガンを撃ったりして、それなりに刺激的だった。そういえば昼間ネットを見ていたらイチローの記事があって、イチローが「高校時代は年功序列とか、最悪だったけど、そういうのがあって今がある」みたいなことを言っていて、なるほどと思った。逆に私にはそういうのがなかったからダメだったのかしらん、と思ったが、誰にだって地獄の時代はあるのだから、やはり彼と過ごした小学4年までは地獄だったのかもしれないが、彼を否定すれば私が片手落ちとなる。

彼の家は金持ちで、彼自身も乱暴者だったから、みんなに嫌われていたが、やはりそれを口にできない雰囲気があった。だけれど、それを誰かに言わせたら面白いことになると、思う人も大勢いたからある日、
「木村くんのこと、どう思う?」
と訊かれた。私は、
「普通」
と答えた。つまり普通とは、そういう意味合いの言葉なのである。

木村くんについては、他にもいろいろエピソードがあるので、チャンスがあったらまた書きたい。

えこさんの記事はこちらです。


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小説「余生」第2話を更新しました。
余生(2) - 意味を喪う