意味をあたえる

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私がブログを続ける理由

今日の昼間にこーさんのブログを読み、そこには色んな人たちのブログを続ける理由がまとめられていた。

私もでしゃばってコメントで「私は仕方なく書いてます」と記したら、Twitterで、

と返事をいただいた。こーさんのことは、「ふくらんでいる」というブログを通じて知った。私は

と、さらに返した。「積極的にやろうとしたら......」のぶぶんを否定したかったのである。そこでやりとりは終わった。「記事にしたい」と書いているので、その続きを書いていく。

私が「仕方なし」と最初に書いたのは、こーさんの上記の記事で

「時間を投下してわざわざブログを書くモチベーションってどこからわいてくるの?」

というのがあって、それが疑問文だったから、なんとなく反射的に答えを考えてしまい、そうすると私は他に「時間を投下する」ことがないので、書いています。「時間を投下」という言い回しが、いかにも現代っぽい。回収することが前提となってしまっている風な響きがある。与えた以上の見返りを得たい、ということだろうか。もちろん個人の考えだからいいのだが、そういうのが自分の中で絶対になってしまうと、他人に平気で、
「それってやる意味あるの?」
「たくさん書いてお金になるの?」
とか言い出す。私もそんなこと言われたことがある。もっと酷いと、
「俺じゃとてもできない」
と言われる。「自分にはできない」は、一見相手のことを尊重しているようで、かなり侮辱している。「自分には理解できない」と言っているのと同じだ。結局その手の人たちは、お金にならないこと、得にならないこと以外はすべて娯楽とか遊びにしないと気が済まないのである。

実は私は遊びとかそういうのが苦手で、出かけてもあまりテンションは上がらないし、かと言ってゲームなどもすぐ飽きる。映画もレンタル屋で目的のが見つからずに、手ぶらで帰ってくる。漫画もほとんど読まない。残ったのが結局活字で、活字はここ数年で、やっと面白いと思えるようになってきた。そういえば2年くらい前までフットサルをやっていたが、どうにも人を集めるのが面倒くさくなってやめてしまった。フットサルは楽しく、そのとき私はようやく自分にも趣味ができたと喜んだが、今は再び無趣味だ。

「仕方なしに書いている」と答えたときに、想定される質問は、
「じゃあ他にもっと楽しいことができたらやめるのか?」
ということだが、これは本当にわからない。今仕事で、私を新しいプロジェクトに関わらせるか、みたいな話があるらしく、私としても今の仕事にもだいぶ飽きてきたから渡りに船、という感じだがそれが想像以上に面白かったらどうしよう、という危機感がある。面白かったら、現在ブログに割いているリソースがずいぶんそちらにとられてしまうので、私としても本意じゃないぶぶんがある。しかし面白かったらそれに熱中するしかない。想像できないが、仕事のことばかり考える私が誕生するかもしれない。私が一年少しブログをやってきて驚いたのは、私は昔はドラムをやっていて、そるをやめたときに一切が無駄になったと思っていたが、書く行為を深めていくと、ドラムを演奏していたときの思考が蘇えり、現在の思考と重なるのである。私は当時ドラムマガジンという雑誌を読んでいたが、それは月一回の発売で、定価九百いくら、たまに付録のCDがつくと、1200円くらいになった。そこで、村上ポンタ秀一のコラムが連載されていて、私はいつもそれが楽しみで、一番に読んでいた。コラムを連載していたドラマーは他にもいて、それは人気の人ばかりだったが、ことごとくつまらなくて、それはそれで驚いた。Hi-STANDARDのドラムの人は自転車の話ばかりしていた。それだけならまだいいが、
「自分は下手くそ」
みたいなのが、多く今思えばそういう自意識が鼻についた。

それで、当時面白かった村上ポンタ秀一の話は、ドラムに限った話だと思ったらそうではなく、私は何度も自分のブログに書いた。だから、私がもしこの先書くことを一切放棄して、別のことにのめり込んだとしても、そうしたらそこに小島信夫保坂和志の思考がいきなり湧いて出てきて、私はびっくり仰天するから、人生で何をやって何をやらなくても、結局は一緒、という考え方になってきている。

何をやるか、よりも選んだなにかを少しでも深めていきたい、と思っていてそれのいちばん手っ取り早い手段がブログを毎日やる、であった。私がブログを毎日やろうと思ったきっかけは、友達がもう10年以上毎日ブログを書いていて、私は最初のころは毎日読んでいたが、日記というより日誌みたいな、あまり面白みのない内容だったのでやがて読むのをやめた。私のほうが面白く書けると思っていたが、
「それでも彼は毎日やっているから」
という理由で彼の方が高い評価を受けてしまいそうだから、私も毎日書いて条件をそろえようと思ったのである。当然、毎日面白いものを書く。

毎日続けるコツは、以前も書いたが、早寝早起きで、最近は安全運転もとても大事だと思うようになった。私は毎日車で会社まで通勤しているから、もし事故に巻き込まれたらブログどころではなくなってしまう。大したことのないものでも、警察とか保険屋を呼ばなければなので、それだけで精神的な負担は増えてしまうだろう。だから運転には細心の注意を払っている。もちろん健康管理も大事だ。歯医者も半年に一回は行くようにしている。


※小説「余生」第31話を公開しました。
余生(31) - 余生