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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

城道

今朝の夢の話でございます。

私は学生か何かで、体育館である映像を見せられている。体育館はバスケットコートとかのスリーポイントゾーンの白いラインと、あとはクラスを整列させるときに用いる赤いラインが交差するあたりで私は地べたに座っていて、私は列の最前列に座っていた。映像というのが壇上のスクリーンに映し出されたものなのか、手元にあったポータブルのDVDプレイヤーで流されたものなのかは定かではない。脳内に直接出力されたものなのかもしれない。私の夢はメタ構造をもつことが多いので。

ある映像というのが、道路を走る自動車の車内から外を映したもので、カメラが上下に小刻みに揺れている。地面が砂利道のせいだった。道端に家が並んでいて、並ぶといってもそれほどひしめき合っているわけではなく、各々の家は最低でも100メートルの間隔を保っていた。つまりそれは各々の家に庭があるということだった。ただ奇妙なのはそれぞれの家はどれも高いところに建っていて、なぜ高いのかと言うと、石垣が積んであって、その上に建っていたからである。風とか雪の影響なのか知らないが、それはそこの地域の風習で、昔から人々は少しでも石を高く積んで家を建てた。石垣が城のようなので、撮影者が通っている道は城道と呼ばれた。私はよく、関越自動車道に乗ったときに、少し郊外の方に行くと、道の向こうの小高い丘にラブホテルが看板をらんらんとさせて建っているゾーンがあるが、やはりそれもお城みたいな作りをしているから
「それみたいだな」
と思った。

私は城道にすっかり感動し、映像を見せてくれた田中にその旨を伝えた。田中というのは高校時代の同級生で、昔のヤンキーみたいな髪型をしていて実際にヤンキーで、しかし私の通った高校は山の中にあったから、ヤンキーものどかで、田中もどことなくあどけないぶぶんがあった。田中が私が当時米米CLUBのファンだと知ると、
「弓岡の好きな曲でベスト作ってきてよ」
とカセットテープを渡されたから、本当に私の好みのベストを録音して渡したら、
浪漫飛行入れてよー」
と言われた。あと、田中には「フロントミッション」を借りパクされた。

田中は私が城道に感動したことを伝えると、
「これでやっと誤解が解けた」
と言った。

そこで目が覚め、時計を見ると朝の五時十五分だった。それは携帯の時計なので、正確な時間だった。私は石垣の家はフィクションだとすぐに気づいたが、城道という言葉はあるのか検索してみたが、そういうものはなさげだった。私はそのまま二度寝して起きて、シキミの上履きを洗って洗濯機で脱水したら義母に見つかり、
「そんなの入れたら壊れちゃうよ」
と、怒られた。義母は昨日まで伊豆に旅行に行っていた。