読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

芦田愛菜は鼻がおおきい

24時間テレビ

さっきテレビを見ていたら、芦田愛菜がたくさん動物が出てくる番組に出演していて、芦田愛菜は画面の右下の小窓に、他の出演者とかわりばんこに映っていて、全体は黄色くて、襟だけ白色のワンピースを着用していて、最初私は、
「大きくなったなあ」
と思い、次に
「鼻が大きいなあ」
と思った。芦田愛菜は目が小さめだから、相対的に鼻が大きく見えるのかもしれない。

少し前にテレビでウッチャンを見ていたら、それはウッチャンが他の出演者とコントを演じる番組だったが、ウッチャンがサスペンスドラマの撮影監督か何かの役で、さも愉快そうな格好やしゃべり方をするのだが、鼻には演じたキャラクターを引き立てるような、大げさな付け鼻がつけられていて、私は
「大げさな付け鼻だな」
と最初思っていたが、よくよく見ると大げさではなく、さらによく見ると正真正銘の本人の鼻だった。私は子供のころ、小学生のころからウッチャンナンチャンを知っていたが、このときまで、ウッチャンの鼻が付け鼻と見間違うほど大きいことに気づかなかった。

以前にも書いたことがあるが、私は子供時代はテレビと言えばドリフターズ一色であり、「八時だよ全員集合」が土曜にあり、「ドリフ大爆笑」が火曜にあって、その2日だけは夜九時まで起きていることを許された。私は小児喘息持ちだったが、ドリフのコントに笑いすぎて呼吸が規則的にできなくなり、そのまま発作を起こしたこともある。とにかく「ドリフに非ずは笑いに非ず」という状態だった。そのため「全員集合」を終了に追い込んだ「ひょうきん族」も知らず、たけしやさんまも十代を過ぎるまで知らなかった。先にとんねるずを知った。それは小学四年のときは「とんねるずのみなさんのおかげです」が流行っていたからで、見ないとクラスの話題についていけなかったのである。確かにとんねるずのコントも面白かったが、あれは午後九時からの放送で、上記のとおり私は夜九時には寝ていたから、起きて見るのがつらかった。父親も
「夜九時以降は大人の時間」
と宣言し、子のチャンネル選択権は強制的に奪われた。しかし父の当時の仕事は泊まりもあったし、普段も遅いことが多いから、法の抜け穴はいくらでもあったのである。しかしそうは言っても眠いから、例えば次の日の金曜が勤労感謝の日で休みとか、そういうのなら張り切って見られるけど、そうじゃないと力をセーブして見なければならない。そうすると途中でうっかり寝てしまうこともあって、十時になってから
「終わったよ!」
と起こされるのである。

それでやっぱり心のどこかで
(なぜこんな苦労してまで見なきゃいけないのか)
と思っていたのが、今の私とテレビの関係につながっているのではないかと思う。あと小学四年のときはだいたいの人がコロコロコミックを読んでいたから、それまで購読していた「てれびくん」を卒業してコロコロに乗り換えたのである。私の家は月に一度は雑誌を買ってもらえることになっていた。それは母の提案で、小学校に上がる直前の冬休みに書店で買ってくれ、その光景は今でも覚えている。「てれびくん」は漫画だけでなく、ちょっとしたゲームの頁もあり、例えば複数のマークが入った領域の中の、星印のぶぶんだけ鉛筆で塗りつぶすと「85」という数字が浮き上がり、なんで85なのかというと、そのときが1985年の暮れだったからで、数字が書かれた背景には除夜の鐘が描かれていて、
「さよなら85、よろしく86」
みたいなメッセージも書かれている。あとその中の漫画で大変下品なものもあり、下品な主人公が
「鼻くそボンバー」
と言いながら、自分の頭よりも大きい鼻くそのかたまりを相手にぶつける技があったが、それを読んだ数日後に当時の幼稚園のクラスメートが
「鼻くそボンバー」
と言いながら自信のちっこい鼻くそを飛ばしていたから、
「ああ、奴も「てれびくん」か」
と感動したことがある。しかし私は彼にあえて
「君も「てれびくん」? あれって「2月号につづく」とか書いてあるけど、次も買わないとマズいのかな?」
などと、それをダシにして近づこうという気は起きなかった。私はそういう性格なのである。

昨晩高校時代からの付き合いの友達と飲んだが、そのときに「子供時代以来会っていない友達と、何かの偶然で会ったときに自ら話しかけるか?」というテーマで話をしたが、そのとき3人で飲んでいたが、3人とも「自らは話しかけない」だったが、さらに突っ込んだら私だけが
「向こうが話しかけても、極力忘れたふりをする」
だった。残りの2人は話しかけられれば対応する、だった。私にも理由はうまく説明できないが、私は会わなくなった友人知人に関しては、極力忘れてしまわないと気が済まない性分なのである。