意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

ふくらんでいる派

最近とんと投稿しなくなってしまったが、周りから見たら私は「ふくらんでいる派」と思われているのだろう。この「派」とは印象派とか白樺派みたいな意味合いの「派」である。平たく言えばズイショさん仲良しグループである。ふくらんでいる派は絵や写真、派手な見出しをあまり用いずに、ひたすら平文でがしがしやっていくのが特徴で、あまり結論にこだわらず話の脱線やわき道にそれることを歓迎する。もちろんこれは傾向であり私の好みであり、そうでない人もいるだろう。私は「ふくらんでいる」に投稿した人のブログをすべて読んだわけではない。

そういえば昨日あじさいさんの記事を最後まで読んだら、ここまで読むなんて暇人だねみたいなことが書かれていて、そうか自分はこれを読むくらいの心の余裕はキープできているのかと思った。色んなブログという名の素人の文章を読んでみて、思ったことが私にありそれはあまり読者を意識した文章はつまらない。「こんなこと書かれても困りますよね?」みたいなこと要所で問いかけてくるのがあるが、「いいから続けろよ」という気になってそこで気持ちというか読解のテンポが悪くなる。そういうのってとても自己愛の強い文章に思える。

あじさいさんのブログはその対極にあり昨日読んだものは広島東洋カープと、競馬の話があったが私は野球も競馬もほとんど見ないからぜんぜん面白くないのかといえばそうではなくて面白い。そういえば去年は広島東洋カープを応援するブログというのがいくつもあって、それは去年は優勝する可能性が高かったからだろうか? 実は私は野球をみないくせに野球について書かれた文章は好きで、今も楽天を応援しているブログを読んでいるがこれも読者が楽天ファンかどうかお構いなしに書かれているから、読んでいて気楽だ。投手の名前はほとんどおぼえてしまった。楽天の中継ぎはイマイチのようだ。

一方去年の広島を応援するブログは広島東洋カープが周囲の予想に反して勝ち星を上げられずに下位に沈むと、ついには
「僕が記事を書くせいで広島が負けるような気がするので、更新をやめます。すみません」
と書き残し、記事を非公開にしてしまった。それは5月くらいの、わりかし早い時期で私はこのブログの主が気の毒になってしまった。しかし、それでもファンか、という気持ちもないわけではない。すべて自意識が悪い。