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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

小説を書いています

意味を喪う(1) - 意味を喪う

意味を喪う(2) - 意味を喪う

意味を喪う(3) - 意味を喪う

以前も二回ほど連載したことがあったが、そのときはそれ以前に書いたものを細切れにして載せていたが、今回はぶっつけ本番で書いている。私の書く小説は始まりも終わりもない。すでに(1)や(2)については何を書いたがほとんど忘れてしまった。3はまだ最近だから覚えていて、割と書いていて楽しく続きも頭の中にある。だけれども不定期で書いていると書く気があるだけでは書けない。書いたらどんなに楽しいかということは頭の中で何遍も考えるが、昨日もベッドの中でシビラゼーションの実況動画を見ていたら眠くなったから寝てしまった。主人公が織田信長で、織田信長のとなりにはカルタゴがいて、すぐ南にはシドニーが迫っていた。これからこれらをぜんぶ撃破して、世界征服するそうだ。時代はもう現代だ。そんなことゲームを知らない人に説明してもちんぷんかんぷんかと思うが、そういう人はビッグバンを思い浮かべてください宇宙の始まりはあらゆる物質が石ころくらいの大きさにぎゅうぎゅう詰めになっていて、苦しかったと言われている。そこから大爆発して今に至る。そのころに比べれば東京とシドニーがくっつくくらい、すかすかである。私の小説はまだまだ離陸していない。

たしか最初のほうは祖母の家のことを書いていて、祖母の家は廊下の行き止まりに洗面所があって、そこに丸い鏡がかけられていた。日中でも薄暗い場所で、夜になると蛍光灯をつけるが、光がともるまで五分くらいかかった。だから暗い。流しに向かって右が仏間で、左が座敷だ。入ってすぐの鴨居には私のひいひい爺さんが靖国神社と一緒に写真におさめられていて、ひいひい爺さんは日露戦争で戦死した。私の小説はまだまだ離陸していない。

祖母の家は新しい家と古い家があって、古い家は祖父が死んでから数年後に潰したが、私が小学生まではあり、年末にはそこで餅つきをした。ウスとキネではなく、機械でついた。機械は土間に置いた。誰も住まなくなった家屋では、しばらく養蚕をしていたが、私が物心つくころにやめてしまった。屋根裏にはネズミがいると言われたが、ついに最後まで梯子を上までのぼることはできなかった。