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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

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パ・リーグ 2016年7月12日の順位表とクリンチナンバー - freefielder.jp

ずっと昔に「テキストベースボール」という記事を書き、それは実際の生の試合を見るよりも文字に起こされた記事なりを読むほうが好きだという、私の嗜好を披露した内容であった。そんな私が最近見つけたのが上記に示したサイトであり、元は「プロ野球 マジック」と検索したら上から二つ目か三つ目に出てきた。私はもう何年も野球の試合自体は見てないから知らなかったが、広島が独走しているから、そろそろマジックかな? と思ったのである。そうしたらまだだった。かつてイチローオリックスに所属していた頃、六月にマジックが灯った、という前代未聞のことが起きたが、あれは夢だったのか。あと、同じ頃イチローが連続何打席三振しなかった(つまり最低でもバットに当たった)記録の日本新記録をマークした、というニュースがあって、しかしそれはヒットの記録ではなく、凡打でも犠打でもとにかくバットに当たりさえすればいいという記録だからそのときは賛否両論で「意味がない」と評価する人もいた。
「しかし、私は意味のあることだと思います」
と当時の私の担任が言い、わざわざそのことを学級通信に書いていたから、私はイチローの記録を知ったのである。最近になって、ヒット数を日米通算にするのはナンセンス、というニュースをよく見かけるが、私からするとそのような話はむしろ懐かしかった。「僕の歩んできた道は賛否両論の道でした」というようなこともイチロー本人が言っていたから自覚はあるのだろう。

ところでイチローの連続無三振記録について学級通信に書いた教師は私の高校三年の担任であり、この教師は私たちが卒業した後あと一年勤めて定年退職した。私たちが最後の受け持ちの生徒であり、学級通信は毎月のように発行された。学級通信はそのクラスの担任の裁量で発行されるから、四月に刷って、あとは知らんぷりという教師がいた。この学級通信なるものは、今の時代のブログという物に、どことなく似てないだろうか。全然関係ないが高校二年の担任は、書道の教師であるときの学級通信で、
「僕は、忍たま乱太郎の大ファンなんです」
と告白していて、私は「マジかよ」と思った。あんなの、ジャニーズの二軍みたいなグループが主題歌を歌い、内容も食堂の主が生徒のマナーが悪いと大きなしゃもじを振り回しながら暴れるというワンパターンの内容を何度も繰り返す、極めて退屈なアニメである。「大ファンである」とわざわざ手書きの筆文字で書いてくるから、書道家忍たま乱太郎は人気なのかもしれない。それ以外では、彼は宮本輝が好きであるときのホームルームで、「星々の悲しみ」という短編を藁半紙に刷って配ったことがあった。それを読めというのである。さすがに「忍たま乱太郎」では格好がつかないと思ったのだろう。

私のブログを以前から読んでいる人ならご存じだろうが、二者面談の時に、
「お前は部活もせず、毎日授業が終わるとすぐに家に帰るが、一体家で何をしているんだ?」
と訊いてきたのはこの教師である。それに対し私は
「リラックスしてます」
と、真顔で答えた。この類の質問は、何年かに一回受ける。