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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

超つれかた

柄にもなくビジネスに関する書籍を買って読んだら二時間もかからずするすると読めてしまい、これが書籍か、と驚いた。書籍は、内容こそ無理難題をふっかけてくることはあるが文字の並びおよび組み合わせについては、考えうるいちばん易しいパターンとなる。一方私が今メインで読んでいるベケット「事の次第」は見開きの右端から左端にいくのも一苦労、いまだに一体何を読んでいるのかすらとらえきれない。男が泥の中に横たわったまま、袋から缶詰めを出したり引っ込めたりするだけの話だ。さらにもう一冊読んでいる「寓話」は、言葉の並びこそ易しく、調子がよければ10ページ近く行けるが、この小説は私をどこへも連れて行こうとしない。ひたすら堂々巡りのような、過去には人にこの本をすすめたこともあったが、あのとき私は普通ではなかった。読み終わってしばらく経っていたからそんなことができたのだ。今は読んでいる最中だから、私以外にこれを読める人がいる気がしない。まず保坂和志を読もう。保坂和志がよくわからんという人は、ちょっと無理だ。あるいは「百年の孤独」でもいいよ。久しぶりにカフカ「城」の続きを読み出したら、相変わらず村長と呼ばれる人が延々と喋っていて頭に来てすぐに本を閉じてしまった。

あと今日は疲れた。