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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

髪伸びた

目にかかる髪が鬱陶しくなる今日この頃、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

前日放送されていたトムクルーズの生きたり死んだりする映画が録画されていたので途中まで観た。輸血されては計画がパーになるからと、女はバンバン男を殺していくのだが、しかしトムクルーズ目線で行けば確かに「ふりだしに戻る」なわけだが、女の人生は戻らない。いきなり新米歩兵を撃ち殺したら当然刑務所にする入って余生を過ごすのだろうが、檻の中で
「違う時間軸の私、がんばって」
と願うのだろうか。女は人類の破滅阻止のためにトムクルーズをばんばん殺すわけだが、そこに利己心が働いたら躊躇うのではないだろうか。トムを殺せば人類破滅の可能性は逓減するが、自分自身の破滅はその時点でまぬがれなくなるわけだから。そう考えると女の自分自身に対する信頼はすごい。私だったらどこかの時間軸の私が裏切るかもしれない、と思い、その時点で裏切っていてゲームオーバーである。女は
「私は軍人だから」
と説明するが、それだけでそこまでの境地にいけるのだろうか。

書きながら私は上記の文章でなんの疑いもなくパラレルワールドの考えを採用していたが、映画内では「時間が戻る」と説明されていたから、それを考慮するとトムを殺した時点で全宇宙の時間が逆戻りするから、女の人生もそこで終了し、記憶も経験もはぎ取られてトムの目覚めの瞬間にロールバックする。案外そう考えたほうが、現実の生まれ変わりとか記憶とかそういうことの説明もうまくいく。おそらく宇宙はものすごい回数行ったり来たりしていて、私の“今“もおそらく無限回目だ。