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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

よく嫁姑のやつで

最初嫁の方が姑になんらかの嫌がらせを受けていて、それは姑の個人的なものでありあるときそれが露見すると舅や夫が「なんてことしてくれなんだ!」と姑を責め、姑がむくれて以降関係が改善する(あるいは姑が孤立する)みたいな話をインターネットで二度三度目にしたが、私としては現実味を感じない。どういうぶぶんに感じないのかというと、少なくとも舅が姑を責めるというぶぶんである。たとえば姑が個人的に嫁をイジメていたとしても、舅と姑は長い間一緒に暮らしているから、舅は姑の味方なのである。味方という言葉は少し子供っぽいが、長い間一緒に暮らしているから同じ思考回路になっていて、嫁の訴えに対して何が問題なのかわからない。せいぜい
「まあ色々あるよな」
と一般論に逃げてニヤニヤしているだけである。ある程度考える力が残っていて相手の立場になれてもせいぜい誰もいないところで
「色々迷惑かけてすまんな」
と頭を下げるくらいである。衆目の前で咎めるなんて、嫁が死ぬくらいの大怪我をするとか、犬が死ぬとか家が燃えるとかそのレベルにないとありえない。犬も、昔の人は「犬なんて」て考える人もいるからいくら息子夫婦が可愛がっていても、アクセサリー程度にしか考えない人もいる。家も完全に姑の非が認められないと難しいだろう。だから舅も姑くらいアホで、最終的には何を言っても無駄だ、と嫁が悟って距離をとるという方が私は現実味を感じる。

祖母が入院をしており、それは私の義理の祖母であり年も80を越え、少し痴呆も入り、これはどうなんだろうという話を耳にする。それは私の義母の母であり、最初義母も義父も、どこか祖母が死ぬのを待っている節があり、私としては「それはないんじゃないか」と思った。たとえそれが本心でなくても、私はそういう類の弱さを認められない性分なのである。私も年を取り、頑固になったのかもしれない。しかし、よくよく話を聞いてみると待っているのは同居の息子夫婦のほうであり、義父義母はそれが許せない、というのである。私は息子夫婦(義母の弟とその嫁)の言動を耳にしていないのでじっさいはわからないが、義父母のニュアンスとしては、許せない、というより物足りないというのに近い気がした。例えば嫁がお見舞いもせずに、自分のパート仕事にばかり行っている、という文句から私はそのように判断した。私はそれだけで嫁側に立ってしまい、義母が口うるさい小姑のように感じてしまった。もちろんこの件に関し私が当事者に何かを言うことは永久にないが。

この類の話に関する人の豹変ぶりは恐ろしく、そしてやるせない。