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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

怖い夢

これは夢の話だが昨晩は怖い夢を見た。しかし内容はすべて忘れ、「怖い夢」という文字だけ残った。私は夜道を歩いていてそれは近所の横断歩道の向こうの道だった。高い道と低い道のある道路だった。高い道から低い道に落ちてしまわないようにガードレールが柵の代わりに立っていた。しばらく行くと高い道と低い道は合流して中くらいの道になった。戻っても同じだった。つまりその道は水戸納豆のような、両側がきゅっと締まったゾーンであった。高い道はそこからある地区へ行けたがそこはどの道も袋小路になっていて、廃品回収で行くといつも迷った。地図通り行っても同じだった。廃品回収の新聞紙が家の前に積まれているが、それがもし隣の地区ならば隣の地区の廃品回収で回収しなければならないルールだった。しかし先ほども言ったとおり地図で行ってもどこを通っているのかよくわからなくなる入り組んだ路地の地域でナビを仕掛けても「あと1分です」とか要領の得ないことばかり言い、言葉通りにハンドルを切ると低い方の道に出てしまう。仕方なしに閉じられたシャッターや鉄柵の前を通り過ぎると古新聞が束になって置いてありそれを回収すべきだと私は妻に提案する。
「でも隣の地区かもしれない」
「関係ないよ。間違っていたって持って行っちゃえばいい」
「けれどもし間違っていたら面倒なことになる」
私は地区などこだわらずに持って行けばいいと思う。なぜかというともし実際は私たちの地区だとして私たちが素通りし、隣の地区の人はその路地を通りもしなかったらその古新聞は誰にも回収されず、昼過ぎに残されたゴミを家主が軒下に持って行く様子を想像すると私はとても惨めな気持ちになってしまうからである。どうしてこんなに入り組んだ路地の途中で地区がかわるのか、私にはどうしても理解ができなかった。その日は晴れていたが天気雨が降っていた。しかしぱらぱらと降る程度なので古新聞は無事なのであった。