意味をあたえる

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腰痛

著者の高野氏については川添さんも何度か自身のブログで取り上げていて、その前にクレイジージャーニーという私の好きな番組にも出ていたから知っていた。私の勝手なイメージだが、世の中に「高野」という姓の物書きは多い。今までに三度か四度「高野」という名前は目にしたことがある。だから、番組に出る前から私は高野氏を知っていた可能性がある。それで私もたまに腰が痛くなるからたのしめるのではないかと思い、上記の本を手に取った。本屋まで行くのが面倒だと思っていたらKindleであったから良かった。最近私は小説でない本はよくKindleで購入して読んでいる。電子書籍は場所も取らないし、汚れとか気にしなくていいから心理的に楽だ。この前もコンクリートの上に立ったまま読んだ。面白いとかつまらないとかは二の次で、とにかく文字を追うのが最近の私の読書スタイルだ。進める文字と進めない文字があって、とにかく進める文字を優先に読んでいる。最近図書館で借りた「パックスブリタニカ」という本を読んでいるが、私は英国には全く興味はないが、とにかくこれくらいしか「読めそう」と思う本がないから、面白いとか別にして読むことにした。上記の腰痛の本は、私も腰痛持ちだから興味深かった。私は今年の六月に浦和までサッカーの試合を観に行ったらそこは行き帰りの距離がそれなりにあって、それは一緒に行った友達に
「遠いよ」
と教わっていたからいいが、歩いて帰ったら腰がおかしくなった。その前から腰の状態は良くなく、しかも風邪気味で前日は1日横になっていたから、その日は立つのもやっとという状態だった。腰というのは寝れば寝るほど悪化するものなのである。あくまで私の場合だが、筋トレをさぼると途端に腰が痛くなる。筋トレといっても腹筋背筋15回という冗談みたいな内容だがこれを一週間二週間サボるとだんだんと痛くなってくる。こんな簡単な内容を毎日続けるなんて簡単そうだが、続けることの難しさと内容の難しさは必ずしも比例するわけではない。さっき挙げた本は「パックスブリタニア」だったかもしれない。とにかく私はものがおぼえられなくて困ってしまう。腰痛については実に色んな見立てがあるもんだと感心した。私の場合は二つの接骨院に通っただけだったが、最初は父親が行っていたところ、次は家のごく近所にした。父が行っていたところは遠かったのである。そこは親子でやっていて、電気は父親が流しその後のマッサージを息子が担当した。診察台の端で私を立たせたり座らせたりして、膝の位置を毎回確認した。次の接骨院はそういうマジナイごとは一切なしで、電気の後はマッサージだ。建物の中ではいつもジブリシリーズのオルゴールが流れていた。左右の足の長さが違うと言われた。そう言われてもイマイチわからない。こうやって書き並べると同じ接骨院でも微妙に違うが、共通点はどちらも背術の後に湿布を貼ってくれるが、私は家に帰ったらすぐに風呂に入るから貼られるのはもったいなく、
「風呂に入った後に貼りたいからください」
とお願いすることだった。どちらも意外そうな顔をして、
「あ、そうですね」みたいな反応をし、他の人たちは風呂の間は壁などに湿布を貼っておいて、出たらまた貼るんだろうか、と思ったりした。電気を流されている間はいつも暇だ。