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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

腰痛2

昨日腰痛について書いたが、私がサッカー観戦に行った後に状態が悪化したことは書きそびれた。しかしそれはまだ最近の、今年の6月くらいの話だからその頃の記事を読めば腰痛について触れている箇所はいくつか出てくるかもしれない。書かなかったかもしれない。私の腰は悪化していた。5分立っていると左足が痺れてきて、10分、15分経つとだんだんと痛くなってくる。痛みはどんどん大きくなって終いには立っていられなくなる。しかしどの状態でも5分くらい座っているとすっかり元通りになる。明らかに立っている状態が腰の神経を圧迫している。私は直に治るだろう、確か数年前にフットサルをやっていたときは派手にこけたら次の日から歩くと膝が痛くなったが、それも放置していたらいつの間にか治った。治ってしまうと、もう右だったのか左だったのかも定かでなくなる。そういう具合に、腰も元通りになるだろうと高をくくっていたら戻らず、子供の授業参観のときには途中で抜け出して外まで行き、コンクリートの段差に腰掛けた。学校という場所にはベンチがあまりにないから私は困った。最初は渡り廊下のところでしゃがんでいたが、人が通るから落ち着かなくて外に避難した。渡り廊下には「走るな」と、なんとか委員の文字で書かれているが、私は歩くことすらままならない。読売新聞の写真のニュース記事が掲示板に貼られていて私はしばらくそれを眺めていたが、やがて飽きてしまった。小学生だから写真で甘やかすのだ。私が小学生のころからあった。掲示板のレイアウトも変わらないから、とてもレトロな代物に見えた。まさか私のころから使い回しでいるわけではないだろうが、写真も古く見え、ニュースもニュースに見えない。隣に姿見があって、私が卒業した年度の卒業生寄贈、となっている。つまり私があげたものだが、現物を見るのは大人になってからだ。一生見られない人もいる。私は私が卒業した学校を、子供も通っているから見られた。学校は懐かしいぶぶんと、内装が変わってそうでないぶぶんがあった。私はその後中学や高校にも行ったから、風景がぜんぶごっちゃになっていた。渡り廊下のみじかさにびっくりした。渡り廊下は長いから途中に家庭科部の下手くそな縫いぐるみが展示されたり、古めかしい木の棚などがあったが、こんなに短かったら上級生しか展示できない。むろん、私が通っていた頃よりも生徒は少ないから展示しようとすればできるが、しかし生徒が減って廊下が短くなるわけがない。

しかし授業参観で立っていられないのは重傷だと思い、病院にかかることにした。病院は妻が肩だか足だかでかかっているところに一緒に行った。そこは評判の病院だったから患者がたくさんいた。受付は三人いて、今はもう嫌な感じだったか逆だったか忘れた。そのときの記事にも書いたが、受付は律儀に妻と私を分け、私を後ろで待たせたくせに、会計となったら
「一緒でいいですか?」
なんて言ってきて調子がいい。妻はまだ戻ってきていないのに、払うのもなんか変だ。しかしそんなことでつっかかっても仕方がないので払った。妻は戻ってきた。薬局はドライブインになっており、こんなのは初めてなので私はワクワクした。そこまでは以前書いた。

私は医者に「脊柱間狭窄症ですよ」と診断され、血管だかを広げる薬をもらい飲んだが一向に良くなる気配はなかった。前屈するとお尻に痛みがあり、ここが圧迫されているという実感があった。偶然テレビを見ると腰痛のスペシャリストみたいな先生が出ていて、
「腰痛に筋トレとか関係ない」
と言っていて、意外に思った。でもそうかもしれない、全然体を鍛えていない人でも腰痛などなどつゆ知らずの人もいるから、と思った。私は軽い筋トレをしていて、それを怠ったのが今回の腰痛の始まりだったが、そんなの気のせいなのかもしれない、とか思った。それでテレビで紹介された腰痛ストレッチをやってみたら、全く変わらなかった。そもそも痛みのタイプでやり方は変わるのだが、痛みのタイプがはっきりしなかったのである。テレビだとあんまりわからなかったので、本を買おうと思ったが、そうしたら腰痛の本がたくさんありすぎてどれを買ったらいいのかわからなくなってしまった。私は本を読むときはたいてい「前書き」を飛ばすが、どれも前書きが長くてやる気があるのか疑問だった。こっちは腰痛を直すために読もうとしているのだから、めくってすぐに「これをどうすれば何日で良くなる」みたいな簡潔な指示ですませてほしい。無駄に痛みに耐えるつらい気持ちに寄り添ったり、あと二足歩行が腰痛の根源である的な歴史はどうでもいい。二足歩行が腰に悪いのは私だって知っている。それに前の記事で取り上げた高野氏の本では犬だってヘルニアになるそうだから、実はあてにならない。

高野氏の本に出てくる腰痛の医師やその他は、みんな自信満々に「治る、治る」というが一向に良くはならず、それに対する反応はそれぞれだが、とにかくやり方が違っていてお互いを「ヘボ」だの言ったりしている。民間療法とかなら、あやしい理論だのがお互いの根拠を打ち消したりするが、西洋医学でもかかる病院によって「問題ない」が急になんとか症、と診断されたりする。

私の腰痛は暑くなる頃にはすっかり良くなってしまい、医者の薬も半分は残し、岐阜へ行ったときは岐阜城の山を登っても大丈夫だったから大丈夫なのだろう。だから本当に脊柱間狭窄症だったのかもあやしい。