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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

音の悪さについて

好きなバンドのデビュー当初に出したCDは音が良かったのに、有名になるにしたがって悪くなってくるのはなんでだろう。私の好みの問題か。とにかく、比較的最近に出た音楽を聴くと音がわるいと思うことが多くなった。冒頭にCDと書いたがすでにCDで音楽を聴くことは皆無になった。あと、いわゆる「最近の」と言われる音楽もそこまで聴いてなかった。音楽というか、歌ですね。歌さえよければいいんだろ? みたいなのが聴いていてかんじることがあり、いっぽうインストは楽器がみんな横一線というかんじがして良かった。この前会社の人に「インスト」と言っても通じなかった。あとヒップホップと呼ばれるジャンルは歌がお経のように一定だからか、バックミュージックがバックでなくなるときがあって、そういうのは聴いていて楽しい。ヒップホップはインストと相性が良い。

同じアルバムを聴いていてどうしてこの曲だけ音がわるいんだろうと思うときがあって、それは古くはリンドバーグのアルバムで進研ゼミのCMに使われていた歌がアルバムの二曲目だったがいきなり音が小さくなってこもったかんじになって、その曲のあいだじゅう耳をすませなければならなかった。ボリュームを少し上げたいが、上げたら次の曲でまた下げなければだから面倒だ。私なりに分析するに、その曲は元はシングルで発売されていてそのままアルバムに収録されたから、エンジニアだかスタジオが違うから違うかんじになったのだ。そう考えるとシングルはとんでもない手抜きということになる。シングルは割に合わないとかで、音質はケチるのだろうか。しかしシングルは二曲三曲で千円(私が熱心に買っていた当時)で、アルバムは12曲で三千円(私が熱心に買っていた当時)だから、シングルのほうが割に合うのではないか。そうすると私の耳が反転していて本当はアルバム曲のほうが音が悪いのか。

中学のときに米米CLUBのベストアルバムが出て、ベストは今までの曲の寄せ集めだが、全曲撮り直したとコメントしていて当時は意味がわからなかったが、本当の寄せ集めだと聴くにたえられないものになってしまうのかもしれない。私はグーグルプレイミュージックでアーティストごとにランダムで聴いたりするが、そういうときは好きなアーティストだから、音質の差について、ついつい甘い採点になってしまうのかもしれない。しかし音がわるいことがぜんぶ悪というわけではなく、何年か前にイエモンがベストアルバムを出したときに「spark」を聴いたら当時カセットで何遍も聴いたまんまの音で、「さー」という後ろに流れる雑音もそのままで、私は高校時代にタイムスリップしたんじゃないかと思うくらい感動した。