意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

怖い夢を見た

昨晩午前3時くらいに目が覚め、それから仕事のちょっとした懸念事項が頭から離れなくなって、うまく寝付けなくなった。嫌な時間に目が覚めたと思った。枕が妙に低くかんじるのも良くない兆候であることを示している。年が明けて枕を新調し、私としては硬めのものを選んだつもりだったが数日つかうとやはりへこんだ。頭の形に譲歩しない枕は粗悪品なのだろうが、私はやはり硬めの枕が好きなのである。結婚してすぐの頃に妻が誰かの結婚式の引き出物でずいぶん硬い枕をもらってきて、それはつまり二人の固い絆とかそういうことを言いたいのか知らないが、最初私はこんなコンクリートみたいな枕で誰が寝るんだと思い、妻もだいたい同じ反応だったが使ってみたらとても気に入って続けて使った。ところがなんの弾みなのか、いつのまにかその枕は妻の所有となり、私には軟弱な枕が割り当てられるようになった。それを昨年末まで使った。年が明け、めぐりめぐったチャンスに私は今度こそ堅い枕を買おうと思ったが、思うような枕は売ってなかった。あの枕はよほど高級品だったのだろうか。とにかく私はつかうとどんどんへこむ枕が気にくわないのである。へこんだらひっくり返して使うのだが、その作業も面倒だし、ひっくり返してひんやりするのも冬場はしんどい。だけれども日頃よく寝付けないとか、起きてもまったく疲れがとれたかんじがしないとか、そういう睡眠についての悩みがまったくないのに、枕にこだわるのは滑稽だと思い、また、健康なうちにあまり医学的な枕を使用するといざというときに寄る辺もない状態になりそうだから、やはり軟弱な枕でも良いと思う。

その前に怖い夢を見た。夢の中で私は下っ端で、工藤静香が難病で入院しており、その病気について本人に説明しろと近藤真彦に言われ、私のような下っ端がそんな大仕事を請け負っていいものかと悩んだ。しかし下っ端であるから当然断るわけにもいかず、近藤真彦のまわりにはいつもたくさんの取り巻き(おそらくジャニーズ)がいて、近づくことができない。私は工藤静香の病状について路地のようなところで聞かされ、その場で本人に伝えるよう命令された。路地とは藤子不二雄のアニメに出てくる通学路のような両サイドに塀がある路地だった。私の通学路は田舎だったから、両サイドに塀がある道はそうはなかった。一応は舗装されていたが、そうでない道もあった。舗装されていない道は砂利道と呼ばれ、雨の次の日などは砂利もすっかり流されてところによっては大きな水たまりができた。そこに石を投げて水切りなどをやった。

起きたら妻や子供の姿はなく、冬休みだから彼女らは下でだらだら起きていたわけだが、ぺっちゃんこの布団を見て、私は火星のようだと思った。それからまた寝て今度は別の夢を見て、若いヤクザのような男に脅される夢だった。刃物もあったかもしれない。男は「俺は×××××の息子だ」と名乗った。×××××とは、中学の時に私を殴った教師の名前だった。フルネームで言ったので私は「その名前ひさしぶりに聞いたなあ」と思った。こいつらは親子そろって俺を苦しめやがってとも思った。教師は私が卒業してすぐに結婚したから、子供がいれば確かに夢の男くらいの年齢になっているのかもしれない。男には眉毛がなく、眉毛がないのは若い証拠である。