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意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

核家族

朝ニュースを見ていたら「活字離れ......」みたいなことが言われていてそれは本当なのだろうかと疑問に思った。世の中には真偽かんけいなくそれっぽく聞こえる言い回しというのがある。例えば核家族とかがそうだ。昔大学の先生が
「日本は核家族化が進んでいるなんて言うがそんなのはウソだ」
と言っていて当の私は核家族の家庭で育ったから違和感を抱いた。小学校のときに教科書で「核家族化が進んでいる」というのを読んで「ふんふん」と思ったクチだ。先生はバブルの影響による地価の高騰を挙げ
「今どき一世帯でローンを払い終わるわけないんだ」
と主張し出席している生徒にひとりずつ持ち家かどうか尋ねた。私は持ち家だと答えると住んでいる場所を訊かれ答えると今はここまで田舎に住まないとローンなんか払えないんだよと言った。私より都会の家に住んでいる人は「お金持ちだね」と言われた。私はこの教授が好きだった。


なので当然3年以降はこの教授のゼミに入って卒論が書けたら素敵だろうなと思っていて申し込んだら落ちたのでびっくりした。その教授は哲学の先生で経済学部で哲学をやる酔狂なやつはいないだろうとたかをくくっていたら私の頃は空前の哲学ブームだったのである。それはそうではなくて単にその先生が人気だっただけであった。私はちゃらちゃらした学生に囲まれてまんざらでもなさそうな先生と決別しまた私はまさか落ちるなんて考えてなかったから第二志望とか書かなくて仕方なく定員に満たないゼミに申し込んだ。直接教授のところに行って仲間に入れてもらわなければならなかった。一号館の七階に部屋があってそこに行くと
「なんで第二志望を書かないのか理解不能」
と冷たく言われた。それは西洋思想のゼミで私は実は一年の時にその教授のゼミに所属していてそのとき私は第一志望でそのゼミに入ったがそこは学年でいちばん人気のないゼミで私以外は他からはじき出された人かそもそも志望すらしなかった人だった。そのためゼミ内の雰囲気は極めて悪く一年間思想らしいことはなにもせずエクセルだのホームページだので終わった。私は馬鹿らしくて仕方ないからほとんど出なかったら親に手紙がいって私の親はそういうことでは怒らず「どうするんだ?」と言うからそれ以降は行くようにした。それまでに大学そのものをやめる人もいた。その人は4月の最初のオリエンテーション旅行で部屋が一緒で一緒なのは8人くらいいたがみんな初対面で「なんなんだよ......」みたいな空気があって私は嫌で嫌で仕方がなかったがとりあえず誰かがトランプしようと言ってお金をかけて私は200円くらい負けた。そのトランプしようといった人が旅行から帰ってすぐに大学をやめた。つまりノー授業であった。私はそれを聞いて驚いたが教えた方も私もまだ全然面識なかったから「えっ」くらいのリアクションしかとれなかった。あと大学は煙草を吸う人がたくさんいてそういう人は吸い殻をその辺に捨てまくってそれを大学が雇ったゴミ拾いのおっさんおばちゃん中東の人みたいなのが年中ほうきで集めていて本当に馬鹿みたいだった。私の大学の程度が低いからなのかもしれないが私はほんとうに大学なんて一刻も早くやめてゴミ拾いの人になりたいと思い続けて3年になって哲学のゼミに落ちた。