意味をあたえる

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ハンターハンター最新刊の感想

私はハンターハンターの魅力はいろんな人がどんどん死にまくるところにあると思っていて中にはまだまだ生きて欲しかったお気に入りの人もいたからショックではあるがそのぶんスリリングである。だいぶ倒錯した世界の出来事で今回も格闘技会場でルールにのっとって(ルールはなしと審判が言うが審判がいる時点でなんらかのジャッジはあるのだろう)観客もいるのだが試合が開始すると同時に出場者の圧倒的な力によって審判が殺されその審判を武器として戦う。一体誰に対しての補足なのかは知らないが人間の頭はボーリングの球と同じくらいの重さなので武器としては妥当との説明がされる。片方は見ず知らずの人を自由に操る術に長けていてそのうち観客たちが自ら爆弾となって対戦相手に群がってくる。しかしそんな状況でも実況の女の子は「相手を見失った!」とか試合状況を周りに伝える。パニックになった観客が出口に殺到し「出口に殺到すると危険です」と注意を促す。今救急車が向かってますと言う。こんな一握りの人物が圧倒的な力を手にしている世の中で救急車だの警察だのが機能しているとはとても思わない。ひょっとしたら裁判所はないのかもしれない。