意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

わらわら

帰り道に道を走っていたらもうすっかり日も短くなり暗い中ヘッドライトを灯して走っていたら突然中学生の集団が道を横切って度肝をぬかれた。それは別に私がひきそうになったとかそういう意味ではなくそれらは私の車のずっと前を横切ったから停まる必要すらなかったが20人近くがわあっと横切ったから度肝をぬかれたのだ。限られた視界にわらわらと次々と人が通り過ぎそれはさながら水牛の群れが決死の覚悟で川を渡っているようだった。私は水牛とかライオンとか書くと反射的に「わくわく動物ランド」のことを思い出すが「わくわく動物ランド」と小林亜星についてはついこの間書いた気がするから割愛する。とにかく少子化と言われて久しいが野山にはまだまだたくさんの未成年が存在する。


かつて私はバス停の近くでやはり同じように中学生がわらわらと出てきたことがありそのときそれらは各々が自転車にまたがっていたのでTwitterにその様子を書き込み「まるで卵からかえったばかりのカマキリの幼虫のようだ」と表現したらほめられた。