意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

小説

たまにこんな小説いいんじゃないかみたいな夢を見る。私が書く小説である。起きてそのまま書き出すことがあるがやがて日が昇って日常が始まれば書き続けることはできないからいったん中断したらそのままである。最近の私にとって小説を書くことはとても敷居が高い。「カクヨム」というサイトに登録していくつか読んだがみんなけろりと書いていてうらやましい。内容も「けろり」というかんじだが私がうんうん唸って書いたって読む方からしたら同じである。私は最近ものを書くことがなんだか雲をつかむようなかんじになってきて途方もない気持ちになる。小さくまとめるのが良い方法に思える。


深沢七郎「みちのく人形たち」は割合楽しい短編集であった。あまり真剣味がないがところどころぞっとするぶぶんがあるが全体的に不真面目なかんじがして良い。ひたすら貧しくては不細工な人たちが登場する話なんかはブランキージェットシティーの歌詞のようで全体的に歌のようであった。ひたすらセックスなのである。時代で言えばどのあたりなのかわからないがひたすらセックスばかりする小説が生み出される時代があってそういうのを読むと自分の性器が筋肉痛になったような読後感がある。そういう小説はよく不潔な場所で行為におよぶことがあり全体の数としてはもしかしたら清潔な方が多いのかもしれないがそれはイメージであり割合乾燥した部屋でありそのために喉がかわくのである。エロい動画でもそういう雰囲気のがあるがあまり長い時間見たいとは思わない。


さっきから地面が揺れる。