意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

集中

ここ数年で使わなくなった言葉というか発想に「今日はツイてる(ツイてない)」があったが今日は「集中」という言葉をもうしばらく使っていないことに気づいた。使っていないということはそういう場面がないということである。


まず「ツイてる(ツイてない)」についてはこれは自分が出来事に対してどう評価するか完全に主観の問題なのでいちいち真面目に考えなくなってしまった。死んでもラッキー、は原理的にはあり得る。気持ちが安定を欠くとネガティブになりがちだが悲観もどこかおかしみがある。落ち込んでいるからと言ってオナラが急にラベンダーの香りをするわけでもない。身体は白状なのである。


集中についてはそういえばボルダリングをやったときはしばらく壁に張りつくとそのうち胸や腕の筋肉が張ってへろへろになってしまい気持ちはまだやりたいかんじだが身体のほうが「冗談じゃない」とまともに取り合ってくれずこういうとき「集中が切れた」と思う。昔バンドをやっていたときもどこかから正確なテンポを刻むのがしんどくなってそれも集中が切れたかんじがした。しんどいと言うといかにもシリアスだがもっと不真面目なかんじである。今は仕事も裁量が増え元から高い集中力を求められるものでもなかったからつまみ食いみたいな毎日である。