意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

財布を落とした

叔父が死んで弟について考える時間が増えた 子供がお坊さんのことを「お経さん」と呼んでいて笑った 肝心の坊さんの説教がぜんぜんまとまりがなくて霧をつかむみたいな話し方で困った その前のお経のほうが余程わかりやすかった わからなくてもすらすら言うからわかったかんじはした 説教は「あー」だの「うー」だの時おり旭山動物園のパンダがどうとか言って旭山動物園にはパンダはいないがいなくても頑張ってるとか言いたいのか とにかくたまに白目をひん剥きながらいつまで続くのだろうこの日本語の泥沼みたいな雰囲気が聴衆をつつんだ 私も人前で放すとついつい長話になる傾向があるので聞いているほうはこんな風に思っているのかもしれない しかし人前であまり事前に考えもなくしゃべるのは結構スリルがあって楽しい