意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

映画「トロン」を見た

年末に映画を見ると年末という気がする 20歳くらいのときだったか大晦日かそれくらいに加山雄三の「エレキの若大将」が深夜にやってて見た さらにもっと前には大晦日に向けてルパン三世の映画が毎日やっていてホクホクした というわけで私の中で「年末=映画」というイメージが強い テレビ東京で今日の12時40分からブラッド・ピットの「トロイ」がやっていてぜひリアルタイムで視聴したいと思ったがいきなり子供が「駅まで送ってほしい」と言ってきて「映画を見るから無理だ」と言い早めに送ったが結局間に合わなかった 間に合わないと思ったから録画をした 録画をしながら追っかけで見ればCMを飛ばせるからかえってラッキーでは? と思ったがそうできたのは最初の30分で早々に追いついてしまい途中からリアルタイムに切り替えた びっくりするくらいCMが多かった どういうわけか中村雅俊が歌っているCMが多く歌詞に注目すると「人は人として生まれるのではなく人となるために生まれた」という人の道を踏み外した息子のことを言ってるとしか思えない歌や「エジプトにはピラミッドの設計士がいた」というシュールな歌などがあり楽しめた 映画は終始「これ見たことあったっけ?」と自問しつづける内容だった 見たことある映画だととちゅうで確信したがほとんど忘れていた 私は「トロイの木馬」について考えるといつも「トロイの作った木馬なのか逆なのか」と迷ってしまう トロイの主人公はアキレスだったがそういえばヘラクレスが主人公のも見た気がする 私は集団ががしがしする映像が好きである ギリシャがトロイの土地に上陸するシーンは「プライベート・ライアン」を思い出した プライベート・ライアンも最初がいちばん好きだ そういえばブラッド・ピットが戦車を繰る映画があるがとちゅうで女の子が死ぬあたりまでは楽し(というかいきなり死んで悲しかった 好みのタイプだったのである)かったが後半に行くにつれつまらなくなった 「トロイ」もヘクトル王子が敗れて木馬が出てきたくらいでもう見るのをやめようと思ったが暇だから最後まで見たがやっぱりつまらなかった 雑に分析するに映画とかストーリーは時間の経過とともに個に向かう傾向があり個がおそらく感動や感情の引き金になっていて私はそういうのが冷めるのである