意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

大人になってもわからないこと

小学4年か5年のときに「孔雀王」という映画を見たがずっと山で修行していた三上博史演じる孔雀が街に降りてきて安田成美と妖怪退治みたいなのしながらディスコに行って都会慣れしている安田成美は踊ったりしているがそんなことに全くついていけず孔雀は席でさきイカみたいなものをずっと食べている そのさきイカみたいなものはお酒のおつまみの乾きものだということはわかるが一体なんなのかわからず大人になったらそのうちわかるのかしら と思っていたが私は大人になっても相変わらずディスコ等無縁だ 行きつけの飲み屋くらいできるものかと思ったが住んでいるのが田舎でそういうのもない 子供のときに見ていた大人の世界は幻かなにかだったのだろう


妻と下の子がインフルエンザになり私は予防接種を打ったから発症こそしないが明らかにウイルスは私の中にあるというかんじで喉が痛い 義父母もこの世の終わりのような席をしていて最初義父が調子悪くて年寄りが調子を崩すと少しシリアスなかんじになり妻やその妹は
「病院に行け」
と繰り返すばかりでまた義父はちっとも耳を貸さない 私はまあそれで手遅れになったも天命かと思った まるでドラマによくある風景である しかしその後若い人も調子を崩して「ああ風邪か」というかんじになった しかし子供がぐったりしているのは気の毒だ クリスマスをもらってまだほとんど遊んでいるのを見ていない 数日すると少しずつ元気になり私が悪くなった 何もしない年末年始である いつも何もしないが