意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

妻が現実的な物の見方をする

クレイジージャーニーのお正月スペシャルを録画したものを観た 数日前に一度観たがジャニーズの滝沢くんがマグマに突っ込むコーナーのとちゅうで見るのをやめてしまっていた 別にタッキーに罪はないがタッキーの行動はともかくタッキーそのものはクレイジーなニオイがしないので身を入れて見る気になれない そのせいなのかディレクターがやたらとしゃしゃり出てきていていつもよりもテレビっぽくなってしまいそれも面白くなかった ディレクターが道化役になる回もぜったいつまらないというわけではないが出演者がついていけないくらいクレイジーな人のほうが見ていて面白い 最近は体中に穴を開けまくる人たちが集まるイベントの回が良かった 背中の肩胛骨のところの皮膚に穴を開けワイヤーで吊すという何故そんな痛いことをするのか理解できないのにそれに参加する女の子が「彼氏の前で吊されたい」と恥ずかしい趣味をカミングアウトするみたいな三流の恋愛ドラマみたいなシチュエーションが楽しかった 私はその回を見ていて大笑いしたとか特別面白かったというわけではないがその回は観る前と後で自分の世界が変わっていたから特別だった 妻は終始「理解できない」とこぼしていた


タッキーのマグマの後は月面探索レースチームが登場しこれもクレイジーとは程遠かったが妻の反応がクレイジーだった 最初のメンバーの紹介の中で「これから保育園の面接です」という女の人が出ていてこの人は子供の母親だった その人が母親だと知ると妻は「こういうことはこういう人がやるのがいい」と言い出す理由を訊ねると「旦那さんがしっかり稼いでいるから家庭は安泰だ」みたいなことを言いちょっと私にはついていけなかった 確かに月面でラジコンカーを走らせるのは金持ちの道楽とか趣味の世界に見えるのかもしれないが私は平賀玄内のことを思い出し平賀玄内はエレキテルを発明したが周りの人は電気を見てもせいぜい手品の類で使えるものとしか考えられなかったそうだ だから月面も100年後にはびっくりするくらい日常に溶け込んでしまいそれに関連するビジネスが「安定した仕事」になるかもしれない100年後は死んでいるから関係ないですよと言うのが妻のスタンスなのだ