意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

東京靴流通センター

ネットに近所の写真が出ていておどろいた 東京靴流通センターがあって「東京靴流通センターだ」と思ってよく見たら他の店も見覚えがあって近くの国道の風景であった 上から見下ろすような形でとられていたがあの辺りに歩道橋があっただろうか 撮った人は私の家の近所の人なのだろう 私の家は田舎だと思っていてネットなどやる人などいないと思っていたから新鮮であった 近所には年寄りが多かった 隣の家のジジイは犬を飼っているが犬も最近はオムツをするようになってそういえば毛並みも悪く、年なのだ ゴールデンウイークなのか孫を連れたおばあちゃんが軽トラに乗ったおじいちゃんに何やら話しかけていて軽トラには年寄りマーク(UNOのワイルドカードみたいなマーク 正式名称忘れた)をつけているからおじいちゃんなのは間違いない それがノロノロと私の前を走る 私だって急いでいるわけではないからいいのだ 私の趣味は休日の朝にパンをかじりながらその辺をだらだらドライブすることなのだ 両手がふさがっていると余計なことを考えなくて済むし何よりひとりなのが良かった 


私の住む町は昔誰かが「この町は一方通行が多い町だ」と言っていて以来根拠もなく信じている 駅の周りは道幅がせまく一区画ごとに道路の向きが変わっているのである 税務署に行くときに昔一本道を間違えたらいつまでもつかなくて難儀したことがあった 帰りも来た道では帰れなかった 最近になっていくらか道も広がった イトーヨーカドーがつぶれ跡地にセブンイレブンがオープンしたが正確には駐車場だったところに建っていた 元住んでいた友人にラインで「イトーヨーカドーのつぶれたあとには何ができた?」と訊かれセブンイレブンと答えたら「セブンじゃ土地が余るだろう」と言われ駐車場だったことに気づいたがかんじんの建物だったところはなんだろうと見に行ったら更地だった 草が生えていて「兵どもが夢の跡」といったかんじだった イトーヨーカドーは子供のころにいちばん多く訪れたスーパーで子供のころに二階のレストランで食べた牛の薄切りステーキの味が今でも忘れられない 母が車を停める駐車場はいつも決まっていてそこから建物までの道のりは私の記憶にかなり深く刻まれている 敷地に入ると宝くじの売場があって後にそこはマクドナルドになった そこのマクドナルドで勝手にアダルトビデオの撮影をしていたとニュースになったことがあった