意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

とんがりコーン

雨にうたれながらとんがりコーンを食べ
「こんな味だったっけ?」
と首を傾げた 私の子供はとんがりコーン
「癖のある味」
と言って食べない 今日は歩け歩け遠足で朝は昨日に比べて曇っていて寒かったが体が温まるとむしろ強い日差しがなくて快適だった 最初に開けたお菓子はチップスターチップスターの塩味がきいてむしゃむしゃ食べた チップスターは重ねる枚数で歯ごたえを調整するが私は2枚が好みだ


その後お昼を食べた後にとんがりコーンを食べて横になったら頬に雨があたって「とんがりコーンてこんな味だっけ」と首を傾げた お菓子の味は時代で変わるから仕方がないがパッケージデザインも変わりすぎて子供のころの味名なのか判別も構わない とんがりコーンは指にはめて魔女ごっこをするのが子供時代のひとつのハイライトだが前述の通り私の子は食べない 仕方なく雨に打たれながらむしゃむしゃ食べていたが子供が自分にも分けろと手を出してきた 嫌いなんじゃないかと訊ねると「そういうときもある」とのこと それから雨が上がって私は妻と子供とはぐれた 野球場にもなる公園で周囲には案山子がたくさんあって私はどこか不思議の国でも紛れ込んだかとうろうろした 足が痛かったからさもうろたえているような様子だった