意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

師走の足音

都内に行ったら寒いくせに人が多くて師走みたいだと思った 年寄りの多い町だと友達が教えてくれた クリスマスソングもまだ流れていなくて雰囲気は良かった 考えてみたら師走は・年末は寒さの時期としてはまだ序の口でその後続く2ヶ月はただ歯を食いしばって春を待つのである


GLAYというバンドに「春を愛する人」という歌があるので歌ってみたらほとんど歌詞がわからなくてただ唸っているだけになった 妻が「春なんて肌が荒れてくしゃみも出て最悪な季節だ」と言い確かに妻は暑がりだからむしろ私の季節感とは真逆なのだろう 寒さに首をすくめながら坂を登ったり下ったりしながらこんなに寒くては風邪を引くかもしれないと思った 地下鉄は暖かいので帰りもそうしたかったが友達が教えてくれたのは地上鉄で鉄道マニアなので乗るべき車両の位置まで教えてくれた 私は当てずっぽうで乗ってホームをうろうろするのが好きだ 都営大江戸線の長いエスカレーターを下りながらこのままでは地球の反対側に出るのではと不安がったりした