意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

世の中が様変わり・幸せは断片

書き続けていると書かなくするのが難しいのと同じように、いったん書くことをやめると書き出すのが難しい。私は仕事でたまに思い荷物を転がすが、いちばん最初がいちばん動かしづらく、上司に
「遊んでんじゃねぇ」
と怒られる。もちろん遊んでいるつもりはないし、上司も私が遊んでいるとは思っていないのである。ただでさえ下を向くことの多い職場だから、上司と私がじゃれ合うのを見せるのは、周囲に良い影響をもたらすのである。私はべつにそういうのを狙っているわけではないが、私もいつのまにか見られる側になってしまった。

電車に乗っていてとても寒かった。窓が同じくらいずつ開けられており、換気をしているのである。以前より電車に乗らなくなったから、電車で換気をしていることを知らないではないが、いちいち戸惑ってしまう。一年前は電車に乗って通勤していて、駅のホームで震えながら電車を待っていた。とても高い場所にあるホームで、私はその線路を万里の長城のように感じていた。階段もとても長い。