私の家は坂の途中にあり、私の家の前の道は比較的平らであるが、左に行くと下がり、右に行くと上るから、坂の途中と言って差し支えはないだろう。坂を下る途中には竹藪があって、竹藪の中にはお墓がある。お墓は墓石がひとつ建っただけの小さなもので、通り…
もう何もする気も起きない、本のページをめくるのも億劫だ。だいいち、話が頭に入らない。起きないのなら、寝てしまおう。と、思うのは私なのか、それとも私を被子植物だとして、その種の周りの外皮の部分なのか。じじつ、目をつぶってみると眠気など微塵も…
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