意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「本当の」を頭につけると思考がストップする

午前中、ラジオを聞きながら仕事をしていたら、その日のラジオのテーマが、 「あなたは愛されたい派? それども愛したい派?」 となっていて、私はなんじゃそりゃ、と思った。しかし、 「私は愛したい派です」 「ぼくは愛されたい派です」 というのが、ラジ…

リズムの良い文章

今朝、とあるブログを読んでいたら、 「この文章はリズムがいいなあ」 と思った。何日か前に、「リズムの良い文章を書きたい」みたいな記事を見かけ、そのコメントが 「でもそう言っている文章はリズムがいいですよ」 となっていて、果たしてそれは書いた人…

短歌にちょうせん3

初心者の短歌日記:三たびお題に挑む - 何かのヒント最近、ブログに短歌について書く人が多い。流行っているのだろうか。目さんは自らお題を設定し詠んでいて、お題というものを見ると、私は条件反射で自分でも作ってしまう。私は少し図々しいところがある。…

呼び名

昨日の夕方、いまださんのブログを読んでいたら、唐突に私の名がでてきてびっくりした。idコールもなく、不意打ちである。しかし、idコールなんて、さらりと言ってしまう私が毛恥ずかしい。私はこのブログを始めてもうすぐ一年である。いまださんは、キュー…

個性は捨てよう

昨日、いつも読ませてもらっているブログを読んでいたら、自分には個性がないというようなことが書かれていて、私はとても個性があると思っていたので、 「個性は出すものじゃないですよ」 とコメントをした。私が個性を出すべきじゃないという理由を、漫画…

二年生への切符

今日で子供たちの学校が終わり、家に帰って通知表を見せてもらった。すると、ネモちゃんの通知表には、「二年生の切符」が挟まれていて、注意事項として、 「ひとり、一回限り有効」 なんて書いてあって、寂しい気持ちにさせる。それよりも、私は、この「二…

歯医者の籠

歯医者に行ったら北山さんに会った。 「あー、こんにちは」 と私は挨拶をした。声のトーンを少し上げ(奇遇ですね)というニュアンスを込めた。北山さんは、 「こんばんは」 と返してきた。もうとっくに日は暮れているのである。私は、 「こんばんは」 と言い…

iPhoneを売る問題

朝から機嫌が悪い。まず、関係ない話から始めるが、セブンイレブンのホットコーヒーを買うときに、店員が空のコップをカウンターの上に、 「カツッ」 と置くが、それが、毎回検尿のコップに見えて仕方ない。 「それではまずはお小水をこちらに......」 と言…

離任式

以前「おきのさかな」という記事を書いた者だが、「りにんしき」という言葉も、最初聞いたときはまったくイメージがわかなかった。「にりんしき」とも「みりんしき」とも聞こえる。しかも「二輪式」「味醂式」というほうが、意味としてはイメージしやすい。…

止まり木

「パンがない?」 扉をがらっと開けた妻に、そう訊かれた。 「ないんじゃないかな?」 と、私は答える。私はさっきパンでも焼こうと、トースターのまわりをパンを探していたが、見つからなかった。パンを焼き、それを食べようと思ったのである。それで、「パ…

保坂和志「未明の闘争」

鎖の一方の端にふれたらもう一方の端がゆらいだという、あの話のことだ。農婦のワシリーサが泣き出し、娘がどぎまぎしたのは、たったいま学生が話して聞かせた、千九百年むかしにあったことが、この二人の女にも、この荒涼とした村にも、学生自身にも、すべ…

たかみなと付き合う夢を見た

私は高校生であった。たかみなは、制服は着ているものの、顔や髪型はあの、たかみなであるから、不自然きわまりないが、夢なので誰も文句は言わなかった。私とたかみなは、廊下側の列の、前から二番目の席だった。たかみなが壁際で、私がうちがわである。新…

ような気がする。

トイレに入って便座に腰かけると、頭に帽子をかぶっているような感覚があった。頭頂部をいじってみても何もない。しかし、頭を緩やかに締め付けられているような気、が、す、る。(これはヤバイな......) と飯村は思った。これは体調が下がっていることのサイ…

ドラえもんに出た兄妹

少し前のえこさんの記事で、「ドラえもんになりたかった」という旨の記事があった。私は、コメントに、 「私は「私」として、ドラえもんに出たかったです」 と記した。「私」とは、私(飯村)である。そうしたら、えこさんが、Twitterで返事をくださり、そこに…

大町久美子 性癖

昨日、Google検索で「大町久美子 性癖」と入力すると、私のブログが上から二番目にくることを知った。知った経緯を記すと、ふと思い立って、ブログの管理画面を「PC版」で開いて、アクセス解析を見たところ、Googleのアクセス元ページのところで 「大町久美…

ハイブリッド!

私の家は坂の途中にあり、昔小学校のときの担任が 「坂の途中に家を建てるのはお金持ちだ」 と言っていた。それは、このブログの中に何度か登場している黄色いポロシャツの女教師で、彼女の娘は、私の弟と同い年で、つまり私の母よりも全然若い。私の母は29…

小島信夫「菅野満子の手紙」(3)

ようやく先ほど読み終わった。最近はあまり読書する時間が確保できず、クライマックスに迫るにつれて、読み進むページの厚さは減った。「クライマックス」という言いぐさは、いかにもこの小説には相応しくない。私はいつかこの文章を読み返したときのために…

「かぐや姫の物語」の感想

昨夜テレビで「かぐや姫の物語」が放送されていたのを録画して、午前中に見た。今日はホワイトデーなので、家族にお菓子を買い、それを午前中に届くよう手配した。だから、届くのを待ちながら見ていた。配達されたのは11時少し前で、配達人は女だった。女は…

町医者・白戸沢尚輝の事件カルテ15影武者村殺人事件30年前の復讐劇は、戦国時代の怨念なのか、はたまた事故なのか――まったく冴えない町医者・白戸沢が、難攻不落の密室トリックに挑む! 果たして謎の頭巾男の正体は!? 影武者に隠された意外な真実

昼間、目さんの回文春秋を読ませてもらっていたら、これだ! という感じがしたので、ミニドラマにしてみようと思う。目さんの提案で、白戸沢医師役は長谷川博己、看護師長役は高畑淳子となったので、それでイメージして読んでみてください。********…

ダイエットで大事なのは睡眠

かつて私は太っていた時期が二度あり、それは10代と20代だ。それぞれダイエットを行い、10代のときは運動、20代のときは食事制限で、それぞれ10キロ以上痩せた。細かく言うと、10代のときは、テレビを見ていたら、 「有酸素運動を20分以上行うと脂肪が燃焼し…

震災のこと

昨日の夜妻がとつぜん 「さゆり先生、結婚するらしいで」 と教えてくれた。さゆり先生は、ネモちゃんがトマト組だったときの担任である。年長組はほかに、パイン組、カボチャ組、スイカ組があった。これらはすべて私の創作である。最初は「ブルトーザー組」…

マクドナルド・キッス

子供の頃の私にとって、マクドナルドは高級品であった。単に、親があまり外食させてくれなかったからで、というより親は外出すらあまり好きではないタイプだったので、私は自転車でいつも出かけた。ひとりのときも、友達とのときもあった。ひとりのときの一…

台所の椅子で考えたこと

実家の台所にはテーブルと、椅子が四脚あり、しかしそこで食事をすることは本当にある一時期だけで、あとはみんなとなりの和室のちゃぶ台で食べた。たいへん物が多い家で、新聞も三種類とっていたので、床なんか見えず、和室でも洋室でもどちらでも良かった…

文体(?)

しばらく間があいてしまったので、第何回目まで書いたのか、忘れてしまった。このカテゴリの記事では、私が影響を受けた小説や文章を紹介していく。 今回は、エイモス・チュツオーラ「やし酒飲み」。 「〈頭ガイ骨〉一家の家を求めて」 市場から十二マイルば…

子供に寄りかかった文章

この前紙さんの文章を読ませてもらっていたら、子供が登場し、その子供がスーパーマリオについて説明をしたのだが、紙さんは、何を言っているのかわからなかった、とあった。コメントを見てみたら、私以外にもう一人コメントしている人がいて、それはにじ子…

私が幸福だったとき

昨日のズイショ氏(ズイショさん)の記事を読んだ私は、自分の中学以降について書く必要がある、と感じた。しかし今日になって、(チェコ好き)さんの記事を読ませてもらったら、 (やっぱり小学校のときのことを書きたいなあ) と思った。理由は、小学校のときが…

ザリガニくんが最終回を迎えた

今朝のシャキーンは司会者の神妙な面もちから始まり、いきなり、「ザリガニくん」が最終回であることを告げられた。私はとても驚いた。見終わった後、すぐに内容をブログに書こうと思ったが、ネモちゃんをゴミ捨て場まで送って帰ると、妻が録画した有吉とマ…

難易度の高い読書

昨日は喫茶店に行き、そこで小島信夫「菅野満子の手紙」を読み、面白かったところをブログに書き出そうと思った。ここのところ、書き出すことが少ない理由は、「菅野満子の手紙」が図書館で借りた本で、付箋を貼れないからだ。先日来たときは店内が寒かった…

小説「西門」の連載がおわりました

読んでくださった方には二重のお知らせになってしまいますが、昨日をもちまして、小説「西門」の連載が終了しました。1ヶ月半ほど続きました。一気読みしたい派の人は、今から読めば、最後まで読めます。具体的にいつからとは決めていませんが、少し休んだ…

短歌にちょうせん2

3月の題詠短歌10首および投稿作品ご紹介です - はてな題詠「短歌の目」書こうと思ったら書けたので、また投稿させてください。前回主催の方から「タイトルを歌の中に入れてください」と言われたので、入れました。はじまりはじまり。 1.雛うちの雛飾りの説明…