意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

眼帯(5)

作者「 腰が痛い。さまざまな動きを試した結果、前屈みになると痛いことを発見する。私が朝いちばんに行うことは靴下を履くことであり、それは私が冷え性だからだ。私は立ったまま靴下を履くことを美徳としており、片足で立ったときのバランス感覚で、その日…

エロ本の、エロくない部分

近田さんの記事を今朝読み、エロ本について思いを馳せた。私は近田さんよりも年は上で、10代のころは比較的熱心にエロ本を買った。もちろん世代がどうこう言うつもりはない。買わない人もいただろう。私はAVよりもエロ本のほうが好きだったように思う。AVは…

眼帯(4)

作者「 昨日から断水している。私の家だ。一昨日だったかもしれない。一昨日は湯沢に行って、ロープウェーに乗って高いところまで行くと雪が残っていて、しかし麓にも割合残っていた。関越トンネルの、向こうの話である。帰り道に義母が 「谷川岳パーキング…

眼帯(3)

※前回 眼帯(2) - 意味をあたえる※前々回 眼帯 - 意味をあたえる 作者「 以下は昨夜届いたメールである。IDと、細かい部分については改変をしたが、大筋についてはそのまま掲載することにする。本人に許可は取っていないため、もし何らかの問題があれば記事は…

眼帯(2)

作者「 岸本さくらの眼帯は白く、表面はかたいプラスチックで堅そうだが、その下には白いガーゼが挟み込まれていて、それによって目は保護されている。ガーゼはぶ厚い。岸本さくらはキャメルのコートを着ていて、それがよく似合っている。クラブのある曜日は…

眼帯

夢の中で誰かが死んだ。用水路に落ちた。私の家は坂の上にあり、雑木林の隙間から、田んぼを見渡せる地点が一カ所だけある。工務店が資材を置くために、木を間引いたのだ。工務店は道の反対側にある。家の中には巨大でぶ厚い水槽がある。親父さんは気のいい…

考える力、とは宙ぶらりんのストレス耐性のこと

今朝、ブログを読んでいたら、考えるということについて書いているのがあった。そこには「自分のアタマで考える」という言葉があり、しかし、そもそもこの言い回しは奇妙だ。考える、というのは自分の頭で行うのが前提であるから、わざわざ「自分のアタマ」…

名前を変更します

このブログはもうすぐ開始してから一年が経つが、まだ経っていないが、ちょうどいい機会なので、私や家族の名前を変更しようかと思いついた。心機一転して、また違ったことが書けるかもしれない。変更は以下の通り。 (旧) → (新)飯村(私のこと) → 弓岡(ゆみ…

過去に考えた一発ギャグ

※なぞかけ編「堺マチャアキとかけまして、夜中の2時とときます、その心は!?」 「丑三っつ!!(星みっつ!! の要領で)」お正月に弟にやったら、「あぁ」と言われた。 ※めっちゃイーモバイル編これは、現在イーモバイルがワイモバイルに変わってしまったために…

20世紀少年から永劫回帰

※私は、ニーチェの著書をちゃんと読んだことないから、読んだ方がいい。とりあえず、今回は保坂和志の著書から得た知識を足がかりにするが、次回も、次次回も「とりあえず、」であることには変わりないことを、ここで強調しておく。20世紀少年では、ディスク…

ゲームボーイ

休みだったので、オープンしたばかりのショッピングモールへ行った。家からほぼ一直線のところにあり、以前友達がその近くに住んでいたので、私はそこへ行くのは初めてだったが、すんなり行けるだろうと予想した。途中にオレンジ色の建物が見え、 「あれかな…

ブログでお金儲け

少し前に、たまたま目にしたブログで 「ブログを書くモチベーションがないときは、こうやって書け」 というのがあって、私はどうしてそこまでして書かなければいけないのかわからなかったので、そのときは私もいくらか子供っぽかったので、 「どうして書くこ…

20世紀少年を途中まで見た

ひょんなことからレンタルビデオ店へ赴いた私飯村は、「20世紀少年」のDVDを三枚一気に引き抜き、借りた。邦画のコーナーは五十音順になっていたので、比較的容易に見つけることができた。私はいつだってレンタルビデオ店にくると、途方に暮れてしまう。洋画…

ブログの書き方

購読しているブログで、最近このタイトルで書かれているのをよく見かけるので、私も便乗して書く。私のブログを以前から読んでいる人は知っているかもしれないが、私は記事はほとんど、スマホで書いている。昨年の秋頃まではiPhoneで、それ以降は京セラDIGNO…

江ノ島

江ノ島へやってきた。楽しかった。おわり。寒い。おわり。寒い理由は風が強いからです。海の近くに住んでいる人は、いつでもこんな風にさらされて生きているのだろうか。車から降りて海岸へ行くと、「立ち入り危険」という看板が立っていて、しかし、その中…

誰にも読まれないようなものを書きたい

私のブログのスタイルは、記事の内容は書きながら考えるというもので、そうすると、書いていないときは考えなくて済むから気楽ですね、と思われそうだが、やはり考えている。確かに私も毎日のように、 (その場で考えるのだから、前もって考えるのは無意味だ)…

20150416の夢

義妹夫婦が子供をつれてやってきた。子供は2月に生まれたばかりである。だいぶ人の子らしくなってきた。全体に赤っぽかった皮膚が、白くなっている。この子は色白である、なんて、勝手なことを思う私。子供は男の子である。名前をシュウヤくんと言う。名前は…

岡本かの子「河明り」

二歳のとき母に死に訣れてから、病身で昔ものの父一人に育てられ、物心ついてからは海にばかりいる若い店員のつきとめられない心を追って暮らす寂しさ堪えかねた娘は、ふと淡い恋に誘われた。 相手は学校へ往き来の江戸川べりを調査している土俗地理学者の若…

石、岩

これは一昨日の話であるが、私とその家族は埼玉県にある博物館へ行った。家族とは、妻とネモ氏である。志津は留守番である。留守番、というとまるで何かの罰のような言葉の響きがあるが、そうだとすると、留守番しているのは私たちの方である。ちなみに私た…

8888

帰り道シリーズ。帰り道を車を運転していたら、前の車は白いプリウスで、ナンバーが「8888」であった。私は思わず 「引越屋さんかよっ」 と脳内突っ込みを入れた。私が子供の頃、 「警察は......110番、 火事・救急は......119番、 引っ越しは......888の888…

小説はストーリーを遅延させる

数日前の「動物園のような文章」の中で、文章は読者の明瞭・不明瞭に合わせるのではなく、書き手みずからのに合わせるべき、と書いた。そうじゃなかったかもしれない。しかし私の書き後感としてはそんな風である。それをきっかけにして、私はサミュエル・ベ…

おばけなんてないさ に全力で突っ込む

おばけなんて ないさ おばけなんて うそさ (いきなり霊肯定派をバッサリ。礼儀の欠片もない) ねぼけたひとが みまちがえたのさ (霊肯定派は全員夢遊病者との決めつけ。ものすごい偏見) だけどちょっと だけどちょっと ぼくだって こわいな (怖がってさえいれ…

さくらももことディストピア

昨日の記事で 「小説とは、動いている電車に飛び乗るようなものだ」 なんて書いたら、昨晩夢を見た。私は記事を更新してから、比較的すぐに寝たのである。そうしたらまず午前二時頃目が覚めて、そのときは大便をするかどうかについての夢だった。実際にした…

動物園みたいな文章

高校時代に「るろうに剣心」を読んでいて、ところでいつもこういう話を書いていて迷うことがあって、それは、「「るろうに剣心」と、い、う、漫、画、を読んでいて」にするか、「「るろうに剣心」を読んでいて」のどちらかにするのかという問題だ。(という漫…

私生活を聞かれるのは嫌だけど

ちょっと前に読んだ、2ちゃんねるのまとめの記事の感想から、この話を始めようと思った。しかし、案の定見つからなかった。おぼえている限りで記すと、とある会社勤めの人が、この人はそれなりの立場の人で、部下がいるらしいが、その部下が次々に辞めてし…

犬も歩けばブランキージェットシティにあたる

何日か前にも記事にしたが、私はブランキージェットシティというバンドが好きで、そうしたら行きつけの美容師もファンだったので話が弾んだ。ブランキージェットシティのファンというのは、たいていどこにでもいる。以前Twitterをやっていたときにも、ファン…

念力家族、を見た

以前、目さんのブログで紹介されていて、見てみたいと思いつつも忘れるだろうと思ったら実際に忘れた。しかし、親切なことに、再びTwitterに情報を流してくださり、観ることができた。第1回は見逃したので第2回である。月曜18時45分、Eテレ、である。第一の…

読書瞬間すぺしゃる

すぺしゃる、と言っても、複数の本をいっぺんに紹介するだけである。すぺしゃる、が平仮名なのは、私が小学校のころ、四年生でわが家に初めてビデオが来たときに、「とんねるずのみなさんのおかげです」という番組が当時流行っていたので、それのスペシャル…

わたくしたちは、文字である

叔父は文字である。 これは、円城塔の「これはペンです」の書き出しである。記憶で書いているから、「文字だ」だったかもしれない。とにかく、文字の叔父が出てくる小説だ。最近、他人様のブログでよく目にする内容があり、それは、「ネットとリアルの境界、…

下ネタの言いやすい顔

今日は午前中が低調だった。しかし、午後から高調になったわけではなかった。午前中は比較的機嫌が悪かった。仕事にはやってきたが、椅子に座って、ずっとぼんやりしているつもりだった。岡本かの子の続きを読もうと思った。「鮨」という短編の途中なのだ。…