意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

短歌の自由201706号

短歌の目6月のお題です - はてな題詠「短歌の目」6月題詠 5首1. クリーム注文の宮沢賢治のクリームをぬって猫に食われてしわくちゃ 2. 溝角刀の彫刻刀で溝を掘る当時あの子は妊娠してた 3. 万緑万緑のカーブの坂道放射能永住権は未だ得られず 4. 雨遠足の雨…

ハンターハンター最新刊の感想

私はハンターハンターの魅力はいろんな人がどんどん死にまくるところにあると思っていて中にはまだまだ生きて欲しかったお気に入りの人もいたからショックではあるがそのぶんスリリングである。だいぶ倒錯した世界の出来事で今回も格闘技会場でルールにのっ…

ダリのような叔母

叔母の通夜に向かう電車の中で向かいに座った女がスマホと対面していたので私はスマホの裏側を見たらそこにダリの写真が貼ってあった。写真自体はプリクラくらいのサイズでそこにおさまりきらないダリの顔が目鼻くらいでおさまっていた。白目をひんむいたダ…

叔母

叔母が先週死にこれから通夜へ行く電車の中で書いている。叔母はもう90歳を越えていて正確には大叔母だった。ちょうどプルースト「失われた時をもとめて」を読んでいて大叔父のことを叔父と呼んでいたから倣った。じっさい「おばさん」と呼んでいたが。 私は…

カレー臭

蒸し暑い中ひたすら倉庫で作業をしていたら不意に自分の身体・または衣服からカブトムシの臭いがした。具体的に言うとカブトムシの足の付け根のような臭いだ。私はカブトムシにはあまり詳しくないが背中の固いぶぶんというのは素材的に無臭な気がし臭うのは…

趣味読書でいいじゃないか

この前町田康の康が「こう」なのか「やすし」なのかわからなくて調べたという記事を書いたが調べたときに町田康の読書にまつわるインタビューの記事があって読んだら割と本をもりもり読んでいるようで仔細は忘れたが 「寝るまで読んで読み終わらなかったら起…

わり算ができなくなった

子供の算数を見ていたらわり算で「ある数をいくつで割ったら答えがいくつで余りがいくつになった。ある数とは?」みたいな問題があって子供ができないのでこの子は算数がな苦手なんだと思った。私は「最初に余りを引け。そしてかけろ。逆の符号が基本」と教…

町田康

町田康という小説家を知っているがまともに小説は読んだことはない。図書館で「告白」をぱらぱらめくった程度だ。以前は町田町蔵と名乗っていたことも知っていてそれは吉本ばななの著書に出てきたから知った。保坂和志と一緒に文学賞の新人賞とかやっている…

早く着きたいのではなく止まらず着きたい

車通勤である。通勤路は大まかに3本くらいあって気分や用事によって使い分けているが期分のほうが多い。だいたいどれもかかる時間は同じである。途中に橋があり橋というのは渡らなければぜったいにその向こうへ行けることがないのでコースがかぎられてしまう…

ニュアンス

複数人で仕事をしているとニュアンスがまったく伝わらないということに気づいた。ことに私の職場はロボットのような人ばかりだから私が曖昧な指示をするとあり得ないような動きをする。コンピュータープログラムが人間とコミュニケーションをとっているよう…

重い物を持ち上げた

昨日は午後になってから畳のカバーを取り替えた。午前は昨日のブログに書いたとおり午前というか昼から午後にかけてだった。昨日は割とフル回転した一日だった。妻が「今日が長い」と言った。ラーメンを食った帰り道に「スタバに寄ろう」と言われたときはも…

ゴージャス

休みだったので10時半まで寝ていた。一度5時半に起きて子供の支度を手伝った後に寝たから二度寝であった。妻に起こされるまで一割くらいは意識を残したような極めて集中を要する眠りに没頭していた。私は二度寝をすると金縛りの夢を見るから二度寝をおそれて…

ほんわか日曜日

TSUTAYAで織田家家臣団の本を読んだ。今読んでいる本が読み終わったら読んでも良いと思った。 昨日仕事終わりに同僚と別の同僚の悪口を言っていて私は隠し玉として「あの人営業のナカノが異動になるとき3000円のQUOカード渡したらしいよ」と話したら周りは「…

小説的(3)

小説的 - 意味をあたえる小説的(2) - 意味をあたえる私がなんでこの文章を「小説的」というタイトルにしたかということについてなかなか触れる機会がない。タイトルというのは砂漠の蜃気楼のようなものですぐ近くにあるようなかんじがするが一向にたどり着…

小説的(2)

笹田に対し私は 「そういうことなら早く帰ってあげてください」 と最大限相手の後ろめたさがな軽くなるよう言葉選びに努力した。私は実際の犬を飼ったことがないからこんなときどこまで気の毒がればいいのかわからなかった。なんせ人間だって他人の家族が危…

小説的

嘱託の笹田が犬の具合が悪いから帰りたいと言う。最近飼い始めたと聞いていた。それが去勢の手術で合併症を起こしたらしい。今の犬は雄も雌も去勢をすると笹田が言った。だから笹田の犬が雄なのか雌なのかわからなかった。言ったのかもしれないが聞き逃した…

相変わらず相対性理論

ハタチくらいから相対性理論丸わかりみたいな本を複数読んでいる。特殊相対性理論はなんとなくイメージがつかめたが一般のほうがまだまだである。そもそも教えるほうも苦戦しているような印象である。というのが特殊のほうの説明にかんしてはほとんどの本で…

ぐでたまは死を超越している

ぐでたまというキャラクターがいるが朝からあんなとろんとしたしゃべりを聞かされて不愉快だ。別の放送局でも紙を切り抜いたみたいなウサギとリスのやり取りも本当にうすっぺらくてイラっとする。妙にへらへらしているウサギが私の神経を逆なでする。昔読ん…

趣味のプログラム

昔にマイクロソフトのアクセスで顧客管理のソフトを作ってからプログラムが好きだ。プログラムといってもそのころはせいぜい珍妙なクエリを組んでそれがプログラムだと思っていた。引き落としのデータをデータベースに取り込んで再引き落としのデータを何ヶ…

どうぶつくん

さかなくんというのがいるのだからどうぶつくんというのがいても良い気がした。テレビをつけたらライオンが出ていた。ライオンがキリンの尻にかぶりついたがうまくいかずに足蹴にされていた。雨期で草食動物が広範囲に散ってしまい少々分が悪い相手でも襲わ…

カラス

昨日カラスを踏んづけてしまった。車で踏んづけてしまった。ずいぶん間抜けなカラスもいたものだ。カラスは餌に夢中で飛び立つことも忘れていた。ひょこひょこと私の前に飛び出しそこは国道だったので私もそれなりにスピードを出していた。直前のコンビニで…

雷こわい

会社を出るなり稲妻が前方に落ちたので驚いた。とっさにクレイジージャーニーの雷ハンターの人のことを思い出した。雷ハンターは北関東を拠点に雷の写真を撮り歩いている男だ。私は彼の考えや行動にはあまり刺激を受けなかったが彼そのものは好きだ。乗って…

夏至近し

明るい夕暮れに書いている。今が六時半だと言われても疑わないが五時半である。階下から家族の笑い声が聞こえる。どこかの録画番組を見ているのだろう。今日は父も母も休みであった。父とは私である。母は川越をぶらぶらし父は娘の学校へ行った。校門から校…

志賀直哉「佐々木の場合」

最近日本の文学をちょこちょこ読む少し前に川端康成を読んでこの前は太宰で昨日は志賀直哉を読んだ。ここまでくれば文学と呼んでいいだろう。ぜんぶ短編である。どれも大して心に残らずスナック菓子を食べているようである。気楽である。川端は伊豆の踊り子…

めまい

今年くらいから毎あさ子供を駅に送るようになり私は駅に詳しくなった。子供のころから知っている駅だったが四五年前に建て替えられ小ぎれいになった。以前はロータリーもなくタクシーが道にまではみ出ていてすぐそばに果物屋があった。果物屋のそばには公衆…

伯父は文字だ

二歳の甥がお菓子やチョコばかりでご飯を食べないので「なにを食べさせて良いのかわからない」と嘆いている。私にも子供が2人いるがもう小学生なのでなにを食べさせていたか忘れてしまった。過ぎ去ったことなので大したことことのないように思えるしそのよ…

私の生きてきた

もしかしたら昨日の続きのような話になってしまうが私が十代のころはちょうど1990年代と重なりそのころは盛んに「心の豊かさが」と言われた。物質的な豊かさが増えるのと裏腹に心が貧しくなったと言うのだ。あと「お金よりも大切なものがある」と盛んに言わ…

幸福

100分で名著の「人生論ノート」の第1回を見た。少し前に私は幸福についてあえて追い求めるものではないし追い求めればむしろそれを利用されてしまうのが世の中なのだということを考えまたどこかに書いたがそれについて裏付けを得られたような気持ちになった…

わたしの書いたものなんて誰も読むわけない

昨日はとちゅうまで書いて保存しそれから四時間くらいたってもう書くことないやと思い投稿したら書きかけだった。書きかけの最後の文だけ削除して再投稿した。私は私の書いたものなんて誰も読むわけないなんて子供っぽいことは思わないがそんなに身を入れて…

メンタルはメンタルで制御できない

この前のクレイジージャーニーは芸能人がお気に入りの回を紹介する総集編ちっくな回で芸能人は「すごい」だの「自分と真逆」だとか退屈な話ばかりだったが惰性で見た。私がインタビューを受けたなら山登りの人とリアカーマンをあげて今まで記事に書いたこと…