意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

次の美容院まで1ヶ月ある

調子に乗って少し髪を伸ばそうと思って前回あまり切らなかったら一ヶ月したらかなりもっさりしてきた 前髪もうっとうしい 仕事がまた詰まってきたせいか抜け毛も増えた これは美容院とは関係ない 抜け毛については長いから目につくんだと言い聞かせている 白…

公園

知らない町で四時間くらい時間をつぶすことになりそういう制限的な自由が充実を生むことに気づいた 例えば「朝からひとりだよ」となると自由が自由すぎて無為に過ごしてしまうことが多い 掃除をしようとか買い物しようとか自ら制限してしまうこともある 「終…

新しい靴下

新しい靴下を履いてお出かけである 下ろしたてである 足に馴染まず地に足がつかないかんじが今の心境とリンクしている 今日は楽しいほうの飲み会である 私は楽しい出来事の前にわざと不安なことを考えるくせがある そうしたマイナス方向の期待はまず裏切られ…

パンおいしそう

駅のホームで電車を待っていたら中年のメガネをかけた女がパンを食べていて小麦の匂いが鼻をついて「パン食べたいなあ」と思った 昼間同僚と「サピエンス全史」と話をしていて私はあの本をぜんぶ読んだけど覚えているのは人が小麦に乗っ取られているというぶ…

寝てないと眠くない

昨日は飲み会でかつつまらないほうの飲み会で平日でがらんとしているのに律儀に席を予約したのである 住宅街にある居酒屋で私は自分が予約したはずなのに「本当にこの辺にあるんですかね?」なんて軽口をたたいた 上司は「空気が違うから」なんて言っていた…

飲み会

今週はなんと飲み会が2回もあって今日はそのうちの気が乗らないほうの飲み会である そういえば今時は飲み会も自由に断れる風潮であるが滅多にないことだし遠路から来た人をもてなす意味もあるから行くのである 意味ばかり探したが別に絶対に行きたくないメン…

次回予告が好き

考えてみたらドラゴンボールのころから次回予告が好きだったと気付いた ナメック星の頃からドラゴンボールは内容がどんどん引き延ばされてしまいフリーザの「あと5分」がとてつもない長さになってしまい多くの少年少女がその後にくる相対性原理の気配をかん…

石ころ

おすすめ本がだーっと紹介されているブログを目にしてそれがあまりにおすすめ過ぎるから教科書的というかなんか書いている人の個性が見えなくてつまらなかった カラマーゾフの兄弟がその中にあって「読むと成長できます」とあったが実際に読んだ私に成長の実…

我が道をいく

ツイッターで幼少期に色々禁止されたら大人になってから反動がくる的な呟..私は自分が高校だったころのことを思い出した 親から禁止されていたわけではないが高校の男子は車かゲームかだったが私はそのどちらも興味がなかった ゲームは少しはやったが当時最…

私のためのコミュニティー

https://togetter.com/li/1406693あくまで断片的な情報からの自分の印象だが小四の子が父親に殺された事件について子供から「本当の親じゃないくせに」と言われてかっとなって首をしめたらしいが私は普段は普通の親だったんじゃないかと思う 普通のと言うの…

金曜日は別世界

少し帰りが遅くなったら電車や駅に変な人ばかりで変なというのはエスカレーターの前に人が倒れていたり隣の人が臭かったりで臭いのは変ではない 隣の酔っ払いは私と同じ会社の人であろうか 行きも帰りも電車が遅れた 朝はバスがこないので駅のまわりをぐるっ…

本を読む女

朝の電車にカップルが乗っていた お互いに腕を絡ませていたが男の方はうつらうつらとしていて女の方は本を読んでいた 男の方が女にしがみつくような体勢だった 女の目の動きを見ると活字を読んでいるようで頻繁に上下に動いている 顔はうつむいたままでかな…

パズルの人

最近朝のバスが同じになる人でパズルをずっとやっている人がいる 初めて見たのは昨日でピクロスみたいなのやってるなあと思ったがよく見ると違って一瞬テーブルトークRPGかなと思ったがサイコロ振ってるわけでもないし結局それは私の知らない類のパズルだっ…

電車が止まった

乗っていた電車が駅を出るときに妙に加速が悪いなと思っていたらやがて止まってしまい人身事故が起きたそう しかし止まったのはせいぜい10分程度ですぐにまた動き出した放送を聞く限り今しがた発車した駅での人身事故だがこんなにも早く片づいてしまうのか不…

オタサーの姫

妙に馴れ馴れしい女が乗ってきた バスである 6時半に会社を出れて私は機嫌がよかった 女はトイレットペーパーを手に持ちながらバスを持っていてバスが到着する直前にそれを落とした そのせいでバスの発車が遅れ女は乗客にしきりに「すみません」と頭を下げた…

私の小説

兎と亀(1) - 意味をあたえる昨日まで7日間に渡って自分の小説を掲載した 書いたのは6年か7年前で他にも書いた小説はあったがこれがいちばん面白いとかんじた 寓話の「兎と亀」に自分の大学時代の思い出を重ねたのである 亀にはモデルがいる もう忘れてしま…

兎と亀(7)

結局それ程眠れなかった。気がつくと、窓から朝日が差し込んできていたが、起きている者はまだ誰もいない。そこかしこから寝息といびきが聞こえ、煙草と酒と、何かのつまみの脂っこい匂いが鼻をついた。だが、それでも朝は爽やかだった。横に転がった白ワイ…

兎と亀(6)

高速を降りるとスーパーマーケットで買い出しを行い、一行は山道へ入っていった。30分ほど車を走らせ、最後は車一台がやっと通り抜けられる道を通り、目的地へついた。 キャンプと聞いて、勝手にテントを張るものと思い込んでいたが、一軒のコテージが建って…

兎と亀(5)

夏休みに入ると、サークルで山中湖へキャンプへ行く事になった。休みの直前、前期の試験が大方片付いた頃に、稲子が誘ってきた。稲子の話を聞いて、兎はようやくこの集まりがただの酒飲み集団ではなく、旅行サークルである事を思い出した。メンバーの中には…

兎と亀(4)

兎と亀の決闘は、初めはサークル内の話でしかなかったが、徐々に噂が広がり、一部の生徒、さらには一部の教授の耳にまで入ることになった。ある日兎はアメリカ経済概論の授業の後に、出席カードを出す際に教授に呼び止められ、君が兎君か、と声をかけられた…

兎と亀(3)

兎と亀(1) - 意味をあたえる兎と亀(2) - 意味をあたえる亀は、自分は稲子の体が目当てではない、稲子の中身が欲しいんだと主張した。それは周りの者に、亀が稲子に本気で惚れているという印象を与え、一部の者は亀を応援するようになった。いや、一部と…

兎と亀(2)

兎と亀(1) - 意味をあたえる授業が終わると、兎は食堂で昼食を済ませ、そのまま図書館へ向かった。今ラウンジへ行けば、確実に稲子に会えるし、仲のいい人間も何人かいるはずだ。だが、兎は昼休みにはサークルに顔を出さないようにしている。人が多すぎる…

兎と亀(1)

昔に書いたものを読んでいたら思いのほか面白かったので掲載します 全7回 - 兎は焦っていた。亀の要求の意図が理解できなかったからである。亀は薄ら笑いを浮かべながら「決闘」という言葉を口にした。理解できないのは内容だった。足の早さを競おうというの…

トイレットペーパーホルダー

家のトイレに入ったら妙にトイレットペーパーホルダーが黄ばんでいて気になった 二階である 日光で日焼けしたのかと思ってまじまじ見たが焼きムラがあるわけではなくおそらく最初から黄色っぽいのだ 今日の今日までそんな色をしているとは気づかなかった 私…

ドラえもん

私が子供の頃はまだ漫画って子供のものという意識があって例えば大人がジャンプを電車で読んでいると年輩の人がそれを見て嘆くみたいな文章があった インターネットもなくて個人同士が断絶され大人と子供も断絶されていたのだ だから漫画を読んでいるときに…

ハイヒール

ハイヒールを履いた女性が前を歩いていて右足だけがかぽかぽしている 足があがるたびにかかとが露出し着地すると靴内におさまる そしてヒールのぶぶんが外側に向けて傾くのである 左足はそうはならないから不思議だ 足の仕様なのか歩き方のせいなのか それを…

アップルウォッチを買ってもSuicaは入れない

上司がアップルウォッチを左手首にはめているが改札を通るときにいちいち左手をたすき掛けみたいに斜めにしてかつひねりを加えるポーズがダサいのでアップルウォッチにSuicaを入れるのはやめようと思った 私はアップルウォッチを買おうと思っているわけでは…

正論の中で生きていたい2

昨日の続きだが時間を守らない講師に対して苦情を言うのは全然ありだと思う 妻が恐れるのはそれが「告げ口」になってしまうのではということでそこから村八分になってしまうことだった 村八分とは別に講師に嫌われることではなくて実は多くの親はレッスンが…

正論の中で生きていたい

よく日本人は仕事の開始時間には細かいが終了時間にはルーズだという話を聞く 最近子供の習い事でも同じことをかんじそれはもちろん先生の側からしたら仕事なのだろうが○時終了と聞いてそれに合わせて迎えに行くがいつまで経っても子供は建物から出てこない …

いつもいじめられる側とは限らない

過去に何度か自分がいじめられたことについて書いたが逆にいじめる側になったこともある それは比較的私の地位が安定していたときでおぼえている限りで2回ある そして案の定簡単に忘れてしまうので実際はもっとあったのかもしれない どの程度相手を傷つけ損…