意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

保坂和志

読書瞬間

ここのところ本を読んでいないが、読んでいる気もするが、去年よりかは読んでいない。ブログのせいだ。ブログを読んだり書いたりして、同時に小説も書いてるからで、でもブログを読むことも立派な読書であるが、しかし読みかけの本が気になる。実は私はあま…

イメージで考える文章、言葉で考える文章

最近拾い読みのような感じで保坂和志「小説の自由」を読んでいたら、面白い箇所を見つけたので、引用する。ところで、先日まで私は「小説、世界の奏でる音楽」というのを読んでいて、それは同じシリーズの三冊目で、一冊目が小説の自由だ。つまり私はこれは…

小島信夫「寓話」

書こうとしていることが3つほどあり、そのうち2つが幽遊白書と小島信夫である。書きたいことが複数あるというのは、私の中ではあまり良くない、というか選ばなかった2つはこのまま書かない可能性が高い。いや、そうでなくて、迷ったら全部書かない方がいい。…

突然の、小島信夫

いまだなつきさんのブログを読んでいたら、私はいまださんの読書ブログを少し前に知って、いつもとても楽しみに読んでいるのだが、それは、いまださんが保坂和志の「小説の誕生」を読んでいるからであり、私の周りには保坂和志はおろか、本を読む人というの…

この次も同じ人生

おとといかその前に保坂和志「小説、世界の奏でる音楽」を読み終わり、それは比較的楽しい読書であったが、私の弱点というか、欠点はついつい最後のページ番号を確認して、残りのページ数をかぞえたりして、あとどのくらいで読み終わるかとか、計算してしま…

夢十夜、ふたたび

少し前に、いつも読んでいるブログの方が、夏目漱石「夢十夜」に触れていて、それは第六夜の運慶が出てくる夢についてなのだが、それを読んでから、私は本棚から取り出して、読んでみた。そうしたら、それまで私はいい加減に書いていて、「彫師のひとが」と…

インターネットがなくなったら、世界は消滅するか

保坂和志の、ここのところずっと読み続けている本を読んでいたら、世界5分前仮説のことが取り上げられていて、驚いた。しかし、この前後の内容から私は書いてある内容が抽象的になって、あまりよく理解できないでいる。図書館の期限が来てしまうから、早く読…

檻は背景か

今、というか最近保坂和志の「小説、世界の奏でる音楽」読んでいるが、これはやはり今の出来事なのだが、とても面白いかしょがあったのだが、それよりも少し前も衝撃的な箇所があって、これも後で引用しようと思っていたが、今回の箇所はもう読んだ途端、最…

ドッペルゲンガー

また図書館へ行って、山下清とカラバッジョは潔く返し、保坂和志の「小説、世界の奏でる音楽」を借りた。以前にも触れたが、これは文芸誌に連載しているものをまとめたやつの3冊目で、私は以前1冊目と2冊目をすでに読んでいる。そして、買ってまた読もうと思…

自己矛盾

先日私の書いた記事について言及された記事があり、私はその中で「嘘を許さない」という立場になっていて、私はそういうつもりで書いたわけではなかったが、でもその人がそう書くのならそうだろうな、と思った。私の方も嘘と一口言っても色々あるから、別に…

物書きは誰でもなれる

保坂和志が自分の小説論の中で、「小説家と役者は誰でも、ある日突然なることができる」と述べていて、さらに村上龍は「13歳のハローワーク」という著書の中で、「小説家はあらゆる職業の中の、最後の職業。医者や弁護士から小説家になった人はいるが、逆は…