意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

新人はメモをとるな

仕事を覚えるときに、メモをとりながら話を聞いている人がいるが、あれはやめた方がいい。他人に教えるようになってから気付いたが、メモをとっている人の多くは、仕事中には「メモをとる」という時間がきちんと確保されていると勘違いしているようだ。だからこっちが喋っていても、相手は紙に字を書くことに集中していて、そして喋るよりも書く方が当然遅いのだから、こちらは書き終わるのを待たなければならない。大変イライラする。
どうしてメモ=仕事の必需品みたくなってしまったのか。いちいち紙に書かずにその場で覚えてしまえばいいだけの話だ。そんなに覚えられるわけがない?だったら覚えられないところだけ、後から、記録すれば良い。大事な話は、相手の表情を見ながら聞いた方がいいに決まっている。
どうして1度聞いた話は再び質問してはいけないみたいな風習になってしまったのか?まさか教える方は、1度説明したら、相手は完璧に覚えてしまうなんて思ってはいないだろう。いや、思ってるのかな?思っていないけど、面倒くさいから同じ質問をする後輩には、激しく当たり散らすのか。確かに間抜けヅラで同じ質問を繰り返す後輩には、蹴りでもお見舞いしたくなる。
だから、同じでなければ良いのだ。例えばAの置き場所が2階のB室だったとして、2回目は、Aの置き場所って2階でしたよね?2階のどこでしたっけ?みたいな。ある程度は覚えてますよ、1度は聞きましたよ、というアピールをするのだ。まあそれでも怒られる時は怒られるけど、ちょっとは身になっているというのが実感できると、教えている方も嬉しいのだ。後は質問をする相手を変えるとか。
あと最近気付いたが、メモをとるということは、メモに頼るということで、思い出すためには再びメモを見る。その時にメモのページ数が多いと、ページが見つかるまでは仕事はいっこうに進まないのである。ゲームの「now lording...」みたいで大変イライラした。だったら聞いた方が早いだろ。
昔一緒に仕事をしていた人が、めちゃくちゃ汚い字でメモを取っていて、こんな風に無理に書いたって、後で読めないだろと心配していたら、その人は後からPCで清書してました。こういのが本来だろう。