意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

誰かが嫌になると、その他の人は良くなってくる

6月に入って職場内の空気が変わりつつある。仕事の流れが6月から大きく変わったのだが、それよりもいなくなったノグチの席に、私がおさまったことも大きい。元々私には席がなく、元々私にも席があったのだが、派遣をとることになり、それが1人かと思ったら2人になり、一気に席が足りなくなったのだ。そしてノグチがいなくなり、派遣は現在B男だけなので、私も席にありつけた。しかしそれを面白くないと感じる人もいるようだ。
旧ノグチの席の隣は、古株のMさんの席で、私はMさんとのお喋りが1番はずむ。それが、私語がすぎるととる人もいて、私は以前注意をされたことがあって、しかし私もプライドが高いので言い返したら、口喧嘩になり、それはH・Kくんも巻き込んで休憩時間が半分つぶれた。私とH・Kくんは歳がひとつしか違わないので、ラジオでワンズがかかったりすると2人で大喜びしてしまう。それを良しとしない人もいる。
そのときの気まずさが再来したのでは? と私はひそかに危惧している。ではなぜここ最近、私の部署は落ち着いていたのか? それは派遣がいたからだ。ノグチ以前の派遣もなかなか飽きない人たちであったが、ノグチは仕事ぶりも真面目であったため、みんなから期待されていた。最近になって聞いたが、どうやら社員登用の話もあったらしい。そのことを来なくなる前に知らせてやれば!
しかし結果は変わらなかった気もする。B男は元はノグチの紹介で入った男で、仕事にしたって愛想にしたってほとんど無脳で、頑丈だけが取り柄の男だ。精神的にもタフなようで、周りにバカだマヌケだと言われてもあまり意に返していないようだ。学歴は私たちよりも、となりの営業所の連中なんかよりも全然よく、しかし今までアルバイトしかなかったので、派遣とは言え、働き出したことにお母さんはとてもホッとしたようだ。