意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

夏は肉

土曜日であったが、仕事であるので私は6時15分に起きた。別に起きる必要もなかったが、ムスメの目覚ましが鳴ったので目が覚めた。窓が閉まっていたのでおかしいなーと思いながら寝室の2枚の窓を開けた。まだ朝で涼しかったので、もし朝から暑い日だったらもっとムカついていただろう。やがて暑くなってきた。窓が閉まっていたのは、妻が私が寝た後にクーラーをつけたからだ。
「寒かったでしょう?」
と妻は言った。私は寝ていて覚えていないので、覚えていないと言った。でも寒そうにしていた、と言った。実際寒かったのは一昨日の夜のことで、その日は激しい夕立があり、その日は会社帰りに激しい雨をくらって、そのときは車に乗っていたから濡れずにすんだが、やがて家に着いたら降りるから憂うつであったが、そんなに高価な服を着ている日ではなかったので、そこまで憂うつでもなかった。家のそばまで来るとしかし、路面は乾いており、
「降らなかったのかな?」
と思った。それなら雨のことは家族には秘密にしておこうとか思った。逆に自慢するのでもいいが。などと考え車は家の駐車場に停められたが、するとぽつぽつと車の天井が音を立て始め、私は余裕をこいて車の中で携帯をやっていたので、慌てて車から降り、その日はOさんを助手席に乗せていたので荷物は後ろにあったのであわてて後ろのドアを開けて荷物をとって、閉めた。そして鍵についているボタンを押せばロックされるのだが、近ごろ電池が切れかかっているのか、なかなかガチャっと言わず、私はイライラした。それから本格的に降り出したので窓を閉めた。私は寒がりなので、雨のおかげで夜は寒いくらいだったが、妻は
「暑い、暑い、頭がいたい」
と言って、ベッドに横向きで寝て、横向きなのは扇風機の風があたる面積をなるべく広くするためであり、しかしそのために私の方にも風が来るようになってしまった。その日は妻が先に寝たので、私が寝るときには扇風機の向きを工夫して私の方に風が来ないようにしたが、やはり風はくるので、明け方に隣室のクッションの上に横になってやがて朝になった。

ところで昨日書きそびれたのだが、昨日3人で話をしていたら、ネモちゃんからクイズが出題され、
「若者が死んでしまうのはなぜか?」
という問題だった。あるいは、
「若者が死んでしまわないのはなぜか?」
だったかもしれない。ヒントとして出されたのはその前の晩に観た「信長のシェフ」というドラマで、それはキスマイの玉森くんが扮するシェフが戦国時代にタイムスリップし、織田信長の料理を担当するようになる話なのだが、私は前後関係は熱心に観ていないから不明だが、ある日突然武田信玄の部下に捉えられてしまう。武田信玄の役は高嶋さんがやられていたので、私はソファに寝転びながら
「姉さんたいへんです。織田様のシェフの方が見えられて、、、」
などとモノマネをしていたが、妻はくすりともしなかった。「ホテル知らないの?」と聞くと「知ってる」と言われた。妻はデパート夏物語派なのかもしれないな、と思った。デパート夏物語には西田ひかるさんが出ていて、私の父親は西田ひかるさんのファンであった。妹は西田ひかるさんのCDを2枚ほど持っていたと記憶する(デパート夏物語の主題歌を含)。