意味をあたえる

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おにぎり

今日は私は家族とプールへ行き、私たちはそこで丸一日過ごすつもりだったので、昼食代を浮かすために、妻が1人一つずつおにぎりを持って出かけた。それと、お菓子もふたつ持った。少し遊んでから、私はそれほど腹は減っていなかったが、遊ぶのにも少し飽きてきたので、もう少しでお昼という時間だったので、
「腹減ったなー」
と言ったら、お昼を食べようということになり、シートを敷いたところへ向かった。私は子供のころにはあまり、というか全く親にはプールへ連れてってもらわなかっし、友達と行ったのも、学校以外では1度きりだったのでこの描写が必要なのかわからないが、そのプールとは、公園のような施設の中に何種類かのプールが掘られていて、利用者は好きなプールに入ることができる。スーパー銭湯で、いろんなお風呂があって、例えは露天風呂であれば、風呂の間に木が植えてあったりするのをイメージしてもらえばわかりやすいのかもしれない。だから私たちがお昼を食べた場所とは、プールサイドのコンクリートの地面の水しぶきが飛んでくるような場所ではなく、もっと奥まった木陰の土の上にシートを敷いて荷物を置いていたのだ。もちろん、そこまで行く途中はコンクリートになっていて、そこはものすごい熱くなっていて、私はうっかりビーチサンダルを履いてくるのを忘れてしまい、他の人はビーチサンダルを当たり前のように履いているが、私は仕方なく裸足で我慢しようとしたが、あまりに熱いので、履いてきた靴を濡れるのをお構いなしに履いて過ごした。私がビーチサンダルを忘れてしまうのも、また、靴でも平気でいられるのも、もしかしたら子供のころにあまりプールに来なかったせいなのかもしれない。しかし濡れた靴を履いていると、私は小学校時代に戻ったような気がして愉快だった。濡れた靴を履いて家に帰ったのは、雨の日だったが、流れるプールに流されながら空を見上げると青空だった。

そして木陰にやってきて、おにぎりを食べたわけだが、私はあまり腹が減っていないと述べたが、こういう時は食べ出すと結構腹が減ってくるものである。ふた口ほど、食べたところで喉が乾いたのでお茶を飲もうと水筒の蓋に手をかけたがかたくてなかなか回らなかった。手に持ったおにぎりを地面に置けば全力でまわせるが、それではおにぎりが汚れてしまいそうで、1度途中まで開けたサランラップで包み直せば地面に置いても不潔ではないが、やはり抵抗がある。回った、と思ったが、案の定飲み口の部分が一緒に回ってしまい、これではまともに飲むことができない。しかたなくおにぎりを持った左手も力を入れて回すと、今度は蓋だけがちゃんと開いた。その代わり、食べかけのおにぎりは少し変形した。