意味をあたえる

文章としかいいようがない fktack@yahoo.co.jp

昨日の金曜日のスマたちへを観ての感想

昨日夜に、「iPhoneでモノを書くススメ」というのを書いていたら、途中で妻が上がって来て、妻からみたら私が単にスマホをいじっているだけに見え、文章を書いているようには見えない。妻からしたら、私がこうしてスマホに熱中している方が、本を読んだりしているよりも、安心できるのかもしれない。やがて、
「寝る」
と言って隣の部屋のベッドへ横になり、ベッドの上ではすでにネモちゃんが寝ていて、ネモちゃんは最近風邪気味だから、咳をしている。げしゅしゅ、げしゅしゅ、という音がする。おとついに病院へ行き、薬をもらったから、やがて治るだろう。
「テレビつけてくんない?」
と妻が言ってきたので、つまり、テレビは私の部屋の方にあるから、電源を入れると、金曜日のスマたちへという番組がやっていた。「SP」と書いてあったけど、この番組はよく観てないから知らないけど、年中スペシャルをやってやしないだろうか? 

テレビの音を聞きながら書き続けるのがしんどくなって、CMになってから、私はまた続きを書けばいいやと思って更新してしまうわけだが、それなら、別室へ行って書き続ければいいのだが、そういうのは夫婦関係にはよろしくないのである。

金曜日のスマたちへは、医師特集をやっていて、私が観た部分の2人目は、癌は切らないで治す、という人で、とても興味深かったのだが、途中から「先生の知られざる過去」みたいなコーナーになってしまったから、ちょうどそのころ妻も眠くなったと言ったので、私もテレビは消してしまった。そしてやがて私も眠くなって寝た。

1人目の方は、埼玉県の医師で個人の救急病院というのがやっていたが、私の妻は埼玉県在住だからおおよその場所がわかって、たぶん車で30分もあれば行ける距離なのだろうが、私は地理に弱いから、まったく見当がつかない。そうしたら、この医師はもともとは年収2000万円だったが、私財を投入して、救急病院をたてたが、最初は認可も降りなくて大変で、月収は現在20万円。ときには茨城県の病院へアルバイトへ行かなければならないという。どうしてこの病院が儲からないかといえば、救急病院がそういう構造だということと、医師自体の性格もあり、そこでちょうどいいタイミングで頭に怪我をした子供がやってきて、CTを撮らなくて、なぜかといえば、子供がCTを撮ると将来の白血病のリスクが高まるからで、CTを撮れば儲かるからどこの病院も撮るけれど、うちは撮らない、と言っていた。私はそれは誇張ではないか、と思った。誇張というのは、CTを撮れば白血病になる、というほうでなく、医師の方の考え方である。

ところで、私は最初の方はブログを書きながら観ていたから、いい加減に観ていたからそうだとは言い切れないが、この医師も過去のシーンがあって、ある子供が救えなかった、というのがあって、救えなかった人は子供も大人も限らずたくさんいるのだろうが、なぜ紹介されるときには1人になってしまうのか。私はどうしてもテレビ局のほうが、
「だれか1人紹介してください」
と頼んでいるような気がしてならない。印象とか記憶とかで、1番の人というのはいるだろうが、ああやって1人だけをピックアップしてしまうと、それ以外の人々が忘れ去られてしまったような、かわいそうな気持ちになる。